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ブランディングの手法・手順とは?フレームワークを紹介!

投稿日:2024年1月11日 | 最終更新日:2024年1月22日

「ブランディング」は、競合との明確な差別化を図るために企業に必要なものです。ブランディングやマーケティングのプロの力を借りるにも費用が高く、依頼できる企業は多くありません。しかし、自力で闇雲に取り組んでも正しいブランディングができているのか?という疑問が沸くものです。

その手法を知り、正しいやり方でブランディングを進めることで会社の価値やイメージの向上につなげるため、まずはブランディングの基礎的な部分を知ることからはじめませんか?

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ブランディングの手法(フレームワーク)を紹介

ブランディングをおこなうには、「緻密な市場分析」とブランドとしての明確な軸となる強みを打ち出すことが重要です。「市場の中でもどのような層に向け、どんなポジションで勝負を挑むのか?」を考え、競合他社との差別化を実現するためにはさまざまな手法による分析がカギとなります。「STP」「3C」「PEST」「SWOT」などブランディングの基本に必要なフレームワークについても詳細に触れてご紹介します。

ブランドの方向性を決定する

ブランディングにおいて大切なことは「明確な方向性」を打ち出すこと。

自分たちが何を理想とし、どのような未来を思い描いているのか?

どの様なクライアントに向けて、どういった商品やサービスを提供することで、どうなってもらうことに、自分たちが「最高の価値」を感じることができるのか?ということを明確にすることで「ブランドビジョン」は自ずと決定してきます。

人の考え方同様、会社によっても考え方もさまざま。結果として他にはないオンリーワンの世界観を見出し、それを「ブランドコンセプト」へ落とし込んでいく形となります。

ターゲットとポジションニングを決定する

ターゲットとポジショニングの決定において重要なことは「STP分析」です。

市場の詳細分析をし、細分化「Segmentation(セグメンテーション)」をおこないます。市場や顧客を性別や、住んでいる場所・働いている場所、趣味・思考・年齢層などの切り口から細分化し、分類をおこなっていきます。

細分化した市場の中からどの部分の顧客を対象とする商品やサービスをするのか?を決定するのが「Targeting(ターゲティング)」。

「どんな人に向けた商品・サービスなのか?」という点を明確にすることはブランディングにおいて非常に重要となります。性別を問わず、全世代にむけたものという定義ももちろんありますが、ターゲットが絞り込めていないとブランディングにもブレが生まれてしまいますので、需要を見極めながらターゲットを絞り込む作業を行いましょう。

市場における自社のポジションを決定したり、他社のポジションを理解する上で便利なのが「ポジショニングマップ」です。

ターゲットとなる層が意識するような要素を縦軸と横軸に設定し、自社のサービス・製品がどこに位置してるかを視覚的に理解することが可能となります。

軸として設定する項目には価格や品質、デザイン性、機能性などを設定することが多く、例えばハイブランドなら「高価格でデザイン性が高い」、ファストファッションであれば「低価格で機能性が高い」など市場におけるポジションがより鮮明になることから、どの部分が市場において狙うべき場所なのか?市場のどの場所で競争していくのか?といった自社の立ち位置「Positioning(ポジショニング)」を明確にすることにつながります。

環境分析を行う

多くの企業が戦略の立案に活用している「3C」「PEST」「SWOT」などの各分析手法を用いることによって、自社の強み弱み・競合の市場・顧客のニーズなどをより深く理解するための「環境分析」を行いましょう。

C分析

「Company(自社)」・「Competitor(競合)」・「Customer(顧客)」について分析を行い、市場戦略を考える手法のことは、それぞれの頭文字をとって「3C分析」と呼ばれます。

自社の持つ特徴や他社と差別化が図れているのはどのような点か、競合がどのような動きをしているのか、顧客はどのようなものを求めているのかを分析。

どういった方向へ進むことによって成功に近づくことができるのか?がわかるようになってきます。

PEST分析

「Politics (政治)」・「 Economy (経済)」・「Society (社会)」・「 Technology (技術)」を分析し戦略を立てる手法のことです。4つの頭文字をとって、「PEST分析」と呼ばれています。 政治的要素(法律改正、規制強化/緩和など)、経済的要素(景気動向、株価、為替相場など)、社会的要素(少子高齢化、人口減少など)、技術的要素(AI、デジタル化、クラウドなど)それぞれについて、自社や市場を取り巻いている「外部環境要因」を分析することで、事業戦略のチャンスや、自社にとっての課題を発見できるようになります。

SWOT分析

「Strength(自社が持っている強み)」「 Weakness (弱点)」「Opportunity (機会)」「Threat (脅威)」を分析して戦略を考える手法を4つの頭文字をとって、「SWOT分析」と呼びます。客観的な目線から自社の持っている強みと弱みを改めて俯瞰すること、ビジネスにおえるチャンスや脅威となるような環境変化についても分析を行い、事業の課題や方向性の決定に役立ちます。

ブランドコンセプトを決定する

決定したブランドの方向性から、「対象とするターゲットにどのようなイメージを抱いてもらいたいか?」「自分たちはどのような価値を提供できるのか?」ということを明確にした上で、消費者に向け「ブランドの目指している価値」「他社に無い武器・強み」をより分かりやすく言語化する作業が「ブランドコンセプト」の決定です。

込められた思いなどが沢山あるとは思いますが、コンセプトが長くなりすぎると顧客には覚えにくかったりもするため、短い文章で的確にブランドを表す言葉を探すということが求められます。

ブランドを表すキーワードを多数上げ、どのような組み合わせをすれば的確に伝わるのか?を考えるというのは企業の中だけでできるというものではありません。

より長く使おうと考えるコンセプトであれば、プロのコピーライターなどに依頼するといった可能性も探る必要性はあるでしょう。

ブランドアイデンティティを設定する

ブランドコンセプトともに、より広くユーザーに認知してもらうためにそれを体現するものを作成することも重要です。

それを見ただけでこの会社のものだと認知してもらえたり、品質に対する安心感を感じてもらえるようになる要素として重要な役割を担っています。

アイデンティティ構成要素1 「ロゴ」

企業や商品のロゴマークもその一つ。自動車メーカーのエンブレムなどがわかりやすい例ではないでしょうか?

ロゴやエンブレムを見ただけで高級感や速さなどを感じるメーカーもあれば、軽自動車のメーカーを中心に展開するメーカーであれば親しみやすさを感じたりもします。

アイデンティティ構成要素2 「カラー」

企業を象徴する色というのも存在します。ハイブランドのショップバックや箱はその色味だけで高級感を想起させたりもします。また、赤と黄色の組み合わせを見ると何となくハンバーガーやポテトが食べたくなったり…。「コーポレートカラー」が広く定着することによって、大きなブランディングの効果を持つようになります。

アイデンティティ構成要素3 「柄・パターン」

バッグに使われているモノグラムなどのパターンや、ブランドが伝統的に用いているタータンチャックなどはそれだけで特定のブランドをイメージさせることに成功しています。

近年では「鬼滅の刃」の主人公が着用していた伝統柄である緑と黒のチェック柄をイメージさせる商品が多数発売されるといったこともあったように、柄もブランドのじゅうような要素と捉えられます。

ブランディングの手法まとめ

ここまでご覧いただいてきたように、ブランディングや他社との明確な差別化というものは非常にハードルが高いものとなっています。広く全国に展開する「ナショナルブランド」やチェーン展開しているような大企業は多額の費用を費やし、徹底的なブランド戦略をおこなうことによって成功を収めています。

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