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リブランディングとは?意味や効果、事例をわかりやすく解説!

投稿日:2024年1月24日 | 最終更新日:2024年1月31日

理解した上で、適切なタイミングで効果的なリブランディングをすることが大切です。成功事例なども交えてここでは「リブランディング」についてご紹介します。

ブランディングとは?詳しい記事はこちら↓

ブランディングとは?正しい意味や事例をわかりやすく解説

リブランディングとは

リブランディングとは、ブランドそのものについてゼロベースで考え直すことと考えることができます。パッケージデザインやロゴの「リニューアル」など上辺だけの刷新ではなく、ブランド自体を、時代や顧客・社会に起こっている状況の変化に合わせてもう一度その存在意義や存在価値を問い直すことこそが「リブランディング」です。

あなたの企業にも、リブランディングが必要な時期が訪れているのかもしれません。

リブランディングのメリット

リブランディングと聞くとちょっと難しいものと思われる方も多々いらっしゃると思いますので、身近なブランディングでそのメリットを考えてみたいと思います。

ここ最近で大きく成功を収めた「リブランディング」と言えば「エヴァンゲリオン」もその一つと言えるのではないでしょうか。テレビアニメや劇場映画など90年代に大きなムーブメントを起こしたアニメ作品であり、その時点でコアなオタク層だけではなく広い層に受け入れられた作品ではあったと思います。そんな作品を「リビルド」という表現をしていますが、再度劇場アニメとして制作し、途中まではテレビアニメと同じストーリーをなぞって展開。しかし、途中からはストーリーやキャラクターまでも違う展開を見せて、90年代にはまだ生まれていなかった若い層のファンも獲得。過去のテレビ・映画・コミックスなども含めて一つの物語へと帰結させていき、最終作の興行収入や関連グッズなども含めて非常に大きな売上を生み出しました。

単なる焼き直しではなく、新たなスタッフも含めてブランドそのものを再定義し、時代に合わせた展開なども行うことによって、リブランディングしなければ生まれなかった売上を作ることができるというのはリブランディングをおこなう大きなメリットと言えます。

リブランディングが必要なタイミングとは?

商品・サービスを取り巻く市場や社会状況の変化や、プロモーションに対する顧客の反応などを見ながらリブランディングのタイミングを見極める必要があります。

どのような場合にリブランディングをするのが良いのかここでは考えていきたいと思います。

リブランディングが必要な企業の特徴

一世を風靡するようなヒット商品やサービスに恵まれた企業だとしても、いずれ賞味期限が訪れます。満塁ホームランのような定番商品がある企業の場合その恩恵に長期間あやかることができるので、「リブランディング」のタイミングを見極めるのが難しいと感じる場合もあるのです。

・商品自体のクオリティが著しく低下した

・商品の存在を脅かす強力なライバルが生まれた

・商品やサービスの存在が根本的に必要無くなる技術革新が起きた

このような現象が起こっていないにも関わらず、売上が伸びなかったり、ジリジリと低下しているような場合には、リブランディングというのも視野に入れてみることが大切です。

既存顧客からの反応が薄くなってきたケース

既存顧客へのダイレクトメールの発送やメールマガジンの送信などのプロモーション展開をしても、なかなか反応が見られなくなってきた場合は、コアになるターゲットの需要をある程度満たしてしまったという風にも考えられます。

新規顧客の獲得に注力するといったことで、多少息を長くすることはできるかもしれませんが、売上の大きな山を作るためにプロモーションに大きな費用を投下するのであれば、リブランディングすることで既存顧客の新たな売上も作り出し、新規顧客を獲得する機会ともなり得ます。

ターゲット顧客からの反応が薄くなってきたケース

現代においてはリスティングやディスプレイ広告などによって新規顧客の獲得を強化する企業がほとんどかと思います。自らが「ターゲット」と想定している顧客に対して展開している広告費と、効果が見合わない状況がある程度長く続くようであれば、そもそも自らが想定していた「ターゲット」に大きな変化が起きていることも考えられます。

このようなシグナルを感じた時には、リブランディングも選択肢の一つと考えましょう。

効果的なリブランディングの方法

リブランディングの過去事例を見ていくと、成功するリブランディングと失敗するリブランディングそれぞれに特徴が存在します。より効果的なリブランディングとはどのようなものでしょうか?

問題点の見直し

自社サービスや商品が抱えている問題点について、客観的な目線で俯瞰してまず棚卸しを行いましょう。ここで大切になってくるのは「多くの視点と意見」です。経営やマネージャーなどといった上層部だけでこれをやってもあまり意味がありません。実際に店舗で顧客の声をダイレクトに聞く機会がある店舗スタッフや、商品・サービス開発に携わるスタッフなど幅広い人材でこれをおこなうことこそが、リブランディングにおいてとても重要なこととなります。

また、問題点は自社のサービスや商品だけにあるというわけではありません。効果が薄れてきたプロモーションなどがあると感じた場合にはここでも見直ししてみても良いでしょう。

顧客目線での視点

過去に起こったリブランディングの失敗事例を見てみると「顧客目線」が足りなかったり、大きく無視してしまった結果、上手くいかなかったというものが一つの特徴として挙げられます。自分たちで必死になって問題点を探すあまり、顧客目線がどこかの時点から徐々に薄れてしまった結果、「自己否定」になり過ぎてしまうと、元々の商品のファンだった人はリブランディングに付いて行きづらい状況が生まれてしまうということもあります。

どんなに短くても3年や5年先までも見据えた長期的戦略であることが必要で、多くの企業がコロナ禍で広告の反応などが薄れていると感じている状況でもありますので、今こそブランディング・プロモーションなどすべてにおいて大きく見直しをするチャンスと考えることもできるでしょう。

ターゲットは深く、狭く

広く、浅く愛されようとして、それを狙ってしまうとサービスや商品は、嫌われないためにはどのようにすればいいか?ということに重きを置いてしまうが故に、つまらないものになったり、凡庸なものになってしまうことがあります。

むしろ「深く、狭い」ターゲットに向けて作った商品やサービスが徐々にファンを拡大していって世の中に広く受け入れられ、スタンダードになった時こそが本当の意味で広く愛されたという状態になります。

30代の男性に向けたボディーソープ」とぼんやりと言われるのと「加齢臭が気になり始めた40歳のあなたのためのボディソープ」と言われる場合、どちらが深く刺さるでしょうか?恐らく後者の方が具体的に受け手がイメージできる分、より伝わりやすく強烈な印象とメッセージ性を持って相手に届くものであろうと思われます。

ろくに手入れもしていない錆び付いた切れ味の悪い刀で斬りかかるより、急所を確実に細く、鋭く貫く矢の方が確実に獲物を射止めることができるはずです。

ホワイトペーパーで顧客にわかりやすく伝える

多くの企業がダイレクトメールやチラシ・パンフレット・リーフレットといった自社の紙メディアや、メールマガジン・SNSによる情報発信・リスティング・ディスプレイなどのWEBメディアでのプロモーション展開を実施しています。

しかし、それらのプロモーションで効果がなかなか上がらなくなった時の選択肢というものを用意している企業はあまり多くないというのが実情です。

そんな中で候補の一つとして考えたいのが「ホワイトペーパー」です。ホワイトペーパーの大きな特徴として、自社の優位性強みを端的に顧客に伝えることができるという点があります。ホワイトペーパーを通して企業のブランドアイデンティティを巧みに伝え、顧客の信頼度を確立できるのです。

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書籍も発行しているのならば、WEBサイトとホワイトペーパーの導線設計も組めば、より深い内容を伝えることができ、見込み顧客を獲得することができます。

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ホワイトペーパーとは?マーケティングの活用方法や意味をわかりやすく解説 

リブランディングまとめ

リブランディングのタイミングと、WEBコンテンツ、ホワイトペーパーを組み合わせれば、プロモーション展開で広く認知をしてもらうことができます。

さらに書籍も組み合わせることでより狭く・深く刺さる内容をターゲットに伝えることも可能となります。企業のブランド価値を再設計する上で、リブランディングについて再考してみるのはいかがでしょうか?でしょうか。

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