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アウターブランディングとは?意味やインナーブランディングとの違いについて解説!

投稿日:2024年1月24日 | 最終更新日:2024年1月31日

アウターブランディングとは?

アウターブランディングは、広く一般に対して企業やブランドに関するアピールを行う活動を指す言葉です。私たちが普段各種メディアで目にする広告や、街角で目にするポスター、売り場や店舗のデザインといった所に至るまで、顧客から抱かれるイメージという点はもちろんですが、このブランディングの成否が売上にも大きく影響してくるものとなります。

ブランディングとは?詳しい記事はこちら↓

ブランディングとは?正しい意味や事例をわかりやすく解説

アウターブランディングとインナーブランディングとの違い

アウターブランディングは、企業からその外部に対して行われるブランディングであり、主なターゲットは顧客であり、株主、取引先、採用においては応募者などもターゲットにしたものとなっています。一方インナーブランディングは企業内部(社員・従業員)を主なターゲットにしたブランディングとなります。

インナーブランディングとの関連性

ターゲットが大きく異なる両者ですが、実は根幹では大きく関連しています。

社員を対象としたインナーブランディングによって、社員の業務に対するモチベーション向上や、会社や商品サービスに対する愛着・愛情というものをより強化することができたとします。すると、接客や商品に対する顧客満足度を向上させようという思いが自ずと社員の中で高まることによって、最終的にはインナーブランディングの結果が顧客満足度として表れてくることとなります。インナーブランディングに成功することは、外部へ向けたブランディングの結果も左右するという点は、意識しておいて損はありません。

インナーブランディングについて詳しい記事はこちら

「インナーブランディングとは?意味や手法・導入手順について解説!」

アウターブランディングの目的と効果

アウターブランディングの大きな目的としては、企業やブランド、商品・サービスについて顧客となりうる一般ユーザーにより正確かつ効果的に、前向きなイメージを抱いてもらうことにあります。

ブランディングを通し、イメージの向上を図るほか、競合他社との明確な差別化を図ることによって、リピーターやファンを多く獲得することにつながります。

獲得したファンが口コミなどを通して新たな顧客を創出してくれれば、より安定した売上の確保にもつながるものとなりますので、非常に重要なものだというのは想像に難くないでしょう。

アウターブランディングの手法

検索をおこなえば、ブランディングの成功事例は沢山出てきます。アップルや無印良品、レッドブルなど世界的な展開をし、成功を収めている企業の多くは商品自体の魅力や機能面における明確な差別化はもちろん、パッケージや各種メディアを活用したプロモーション展開においても一貫した世界観を貫くことによって、より多くのファンを獲得しているのです。

商品自体が魅力的だったとしても、対外的にそれが広く伝わらなくては何も始まりません。商品自体が持つ雰囲気、空気感を大切にしながら、どうすればより多くの人に魅力的に感じてもらえるか?を考えながらブランディングを展開することが求められます。

アウターブランディングに用いるメディア

広告費を費やして出稿するメディアだけではなく、各種ソーシャルメディアなどを利用する方法もあれば、動画・書籍を活用することも一つの有効な手段です。ここでは、各メディアをどのように活用すべきかを紹介します。

SNS活用(Twitter,Instagram,Facebook)

ブランディングの入り口として、多くの企業が活用しているものはソーシャルネットワーキングサービスです。Twitter,Facebook,Instagram,LINE,Tiktokなどには多くの企業が公式アカウントを開設し、自社のブランディング強化に取り組んでいます。

多くのユーザーが、複数のSNSに個人アカウントを保有している現代においてその影響力は決して無視することが出来ない状況となりました。

そもそも基本的には無料で企業もアカウント開設をおこなうことができるため、初期投資などの費用もかかりません。SNS広告を通してアウターブランディングをおこなっていくという方法だけではなく、投稿運用担当者(中の人)にある程度の裁量を任せて投稿をおこなっていくという方法もあります。これはSNS特有のものであり、アカウントにキャラクターを設定するまたは担当者の人物像を投影することによって、より身近に感じてもらうことが可能となります。自社のブランディング戦略に基づいた投稿を定期的におこなうということができれば、費用を抑えて始めることができるというのもメリットではあるでしょう。

しかし、SNS活用において気を付けなくてはいけないのが、担当者が個人アカウントと誤って公式アカウントに投稿してしまう「誤爆」や、多くのユーザーから反感を買うような内容を投稿してしまう「炎上」です。SNS運用におけるルールやガイドラインを設定し、担当スタッフには順守してもらうよう調整した上で、SNSの活用を進めていく必要があります。

動画で情報を効果的に届ける

テレビCMやYouTubeといったWEB上の動画メディアにおける映像におけるプロモーション動画というのも有効なアウターブランディングの手法となります。

静止画メディアと比較しても、視覚・聴覚に訴えることによってユーザーの目に留まりやすいという点や、短い時間に情報を凝縮して届けることができるというのも動画メディアを活用するというメリットでもあります。

また、自らが動画メディアにチャンネルを持ち、社員をインフルエンサーとして育成することによってプロモーションを展開する企業も出始めています。若い女性層など動画メディアに対して抵抗が無く、流行により敏感な層にはこういったブランディングが効果を発揮する場面も出てきているのです。

書籍ブランディング

ブランディングの手法として、効果は高いにも関わらずあまり多くの企業が手を出せていないのが「書籍」によるブランディングです。

書籍というメディアの特性として、全国の書店店頭やAmazonなどのネット書店を通して広く一般に流通するという点があります。

多くの人にとって、「書籍を出版すること」や「書籍が書店に並んでいる」ということは、「非常に特別なもの」であると捉えられます。著者に対する信頼や、著者が経営している企業に対する信用を大きく補強する判断材料ともなるため、書籍の出版によるブランディングというのは他のメディアを活用したブランディングとも併用すればより大きな効果を生み出すこととなります。

広く一般に向けて言えば、店頭やネット通販を通じて書籍を手に取ったユーザーが、それまで全く接点のなかった企業に対して興味を抱くといった新規開拓に大きな効果ももたらします。また、新規に取引をしようとする取引先企業、就職・転職を考えている求職者といったターゲットに対してもより信頼感や安心感を与えるという意味で、非常に高い効果を発揮することができるのです。

では、なぜあまり多くの企業が取り組んでいないのか?それは、出版の持つ特殊性に対して心理的に大きなハードルがあると感じてしまうからでしょう。

「そもそも、どうすれば出版できるのかがわからない」、「自分に本が書けるのだろうか?」、「どんな本を書いたら多くの人に手に取ってもらえるだろうか?」など出版に対する敷居の高さを感じてしまうと、なかなかそれに取り組もうという人や企業が多くならないというのも仕方のないこと。

しかし、現在は出版社も出版ブランディングや企業出版というものを積極的に進めているという背景もあります。出版のプロに相談することによって、多くの人が感じてしまう出版にたいする漠然とした敷居の高さや不安というものは払拭することができますので競合他社が取り組んでいないアウターブランディングに取り組みたいという場合には、出版によるブランディングを選択肢に入れることも非常におすすめです。

アウターブランディングのまとめ

アウターブランディングは、多くの企業が現在も取り組んでいるブランディングにおいて非常に重要な要素です。インナーブランディング、外部に向けたブランディング両輪で取り組むことがより大きな効果を生み出します。

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