投稿日:2025年2月20日 | 最終更新日:2025年3月2日
メタディスクリプション(meta description)は、WEBサイトのページやブログの記事などについて「どのようなことが書かれているのか?」を概ね50~120文字程度に要約した概要文のことを言います。Googleなどの検索エンジンにおいては、メタディスクリプションが設定されている場合にはその内容を検索結果の一部として表示することが多く見られています。
本記事では、メタディスクリプションを設定する意義や書き方のコツ、SEO・コンテンツマーケティングへの影響などをわかりやすく解説していきます。
なぜメタディスクリプションを設定する必要があるのか?

ディスクリプションを設定することの必要性、そして設定しなかった場合、どうなるのか?といったことについて考えていきましょう。
クリック率を上げる要素につながる
検索の際のユーザーの導線を考えてみましょう。「何かを知りたい」と思って検索したユーザーはその答えを基本的には求めています。例えば「ONにもOFFにも使える!リーズナブルなバッグ10選」という記事だった場合どのようなディスクリプションを設定するでしょうか?
A)毎日使いに便利な大容量ユニクロ「バックパック」(3,900円)やタフな帆布GU「コットントート」(1,900円)など、機能性と低価格を両立したバッグを紹介。
B)「低価格で使いやすい」をコンセプトにユニクロ・GU・H&M・GAPなどファストファッションを中心に選出。シンプル派にも冒険派にもおすすめのカラーバリエーションやブランド別の特徴を詳しく解説します。
Aは単純に商品・価格を列挙していますが、Bは記事のテーマ(ファストファッション)、対象ブランド、読み手への提案(「冒険してみたい」「色の選択を楽しむ」)などが含まれ、記事のイメージが湧きやすいでしょう。結果としてBのほうが「読んでみたい」「クリックしたい」という気持ちを起こさせやすくなります。
少しでもユーザーに「読みたい」「このページには自分の知りたい何かがある」と思ってもらえるようなディスクリプションを作ることは、クリック率の向上に寄与する可能性があるのです。
ディスクリプションを設定しなかった場合はどうなる?
メタディスクリプションは必須タグではないため、設定しなくてもサイト自体がエラーになることはありません。また、Googleなどの検索エンジンはページ内容から自動的に文章を抜粋してスニペットを生成します。
しかし、ここで考えておきたいのは自らが意図しない文章がディスクリプションとして表示されることがプラスに働くのか?ということ。
自動生成された内容が本来のページ内容とかけ離れるリスクもあり、「検索結果の説明文と違う」と感じるユーザーが増えると、ページの信頼度やユーザー体験に悪影響が出る恐れがあります。それはアクセスするユーザーに良くない心象を与えることにもつながります。意図した内容でユーザーを誘導したい場合は、ディスクリプションを自ら作成するのが望ましいでしょう。
SEOにおけるディスクリプション必要性とは?
Google公式ドキュメントでは、メタディスクリプションタグの設定を推奨していますが、「検索結果に必ず採用する」と明言しているわけではありません。(2022年5月時)さらに、メタディスクリプションが直接的に検索順位に影響を及ぼすと断定できる情報はありません。
しかし、クリック率(CTR)が検索順位のアルゴリズム要素の一つと考えられている説もありました。ユーザーが魅力を感じてクリック率が上がれば、間接的にSEO評価が高まる可能性は否定できません。結果的に、きちんと意図したディスクリプションを設定することはデメリットがなく、むしろコンテンツマーケティング面でもユーザーにページ内容を正しく伝える利点があります。
ただし、補足する点としては、2024年5月にGoogleアルゴリズムの一部が流出しました。後にNavboost(ナブブースト) という検索アルゴリズムでは、明確にクリック率が検索順位向上に影響を与えると名言しました。
ナブブースト(NabBoost)とは、検索結果のクリック率(CTR)が高いページを一時的に順位上昇させるアルゴリズムです。

Googleは検索結果の品質を維持するため、ユーザーがよくクリックするページを一時的に上位表示し、さらにユーザーの満足度を検証します。もしそのページが長期的に高評価(離脱率の低さ・役立つコンテンツなど)を維持できれば、順位が安定する可能性が高まります。一方、クリック率だけが突出していても、内容が伴わないと判断されれば、元の順位に戻る(あるいは下がる)仕組みです。
要点としては、
- クリック率が高いページを一時的に上位に試験的表示(ブースト)
- 実際のユーザー行動(滞在時間や離脱率など)を追加チェック
- 内容が伴わない場合は結局順位が戻る(または下がる)
…といった流れで、“クリック率の上昇”がそのまま“検索順位の確定”には直結しないものの、上位表示への足がかりとして意味があるのがナブブーストの考え方です。したがってナブブーストの概念に沿いますと、クリック率の高い、タイトル設計やメタディスクリプションは検索上位の相関性があります。
本記事を書いている当初(2022年5月時)は、この点に関しては明確に言及できませんでしたが、時間経過と共に明らかになりましたので、加筆している現在では、このように修正させていただきます。
好ましくないディスクリプションとは?

良いディスクリプションを作る上でまずはどのようなディスクリプションが良くないのか?という点を考えてみましょう。
・ページと全く関係ない内容
ページ内容とかけ離れた内容であれば、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても好ましくないはずです。ページ内容との合致は大切にしましょう。
- 例: 「〇〇の激安通販サイト!」と書いてあるのに、実際は通販ページではない
- 誤解や混乱を招き、結果として直帰率が高まる
ページ内容との合致を常に大切にしましょう。
・過度にSEOを意識した書き方
検索順位を上げたいという思いが強すぎて、上位表示対策をしたいワードをスパムのように不自然な形で過剰に詰め込むのは逆効果です。キーワードだけを羅列するようなものも良いものではありません。ディスクリプションにおいても自然な文章であることをこころがけましょう
- 自然な文章でユーザーに役立つ情報を要約する
- スパム的な手法は避ける
・極端にシンプル過ぎるディスクリプション
「ウェブページです。」「カードゲーム●●の説明ページ。」など具体的な内容に欠け、他のサイトと被る可能性のあるような一般的な説明しかされていないディスクリプションは設定してあっても意味の無いものとなります。どの様なコンテンツが含まれているのか、より具体的に表現するようにしましょう。
- ユニークさやページ内容の具体性が伝わらない
- ユーザーに選んでもらう理由がない
・サイト全体で、ディスクリプションの内容がすべて同じ
ディスクリプションの内容が、全ページ同じ内容で構成されているサイトもまれに見られます。これは決して適切なことではありませんので、きちんとページ毎にディスクリプションを設定するようにしましょう。
- 各ページごとに固有の情報を伝える必要がある
- 効率が悪く感じても、最低限ユニークな部分を入れる工夫が大切
ディスクリプションを作る上でのポイント

ここでは、実際にディスクリプションを作成したり修正する場合にどういった内容を書くべきなのか?そのようなことに注意するべきかをご紹介していきます。
ページ毎に内容を書き換える
ディスクリプションをページ毎に作るというのは非常に手間のかかるもの。理想的にはすべてのページで独自のディスクリプションを用意するのが望ましいです。
ただし、ページ数が多いサイトでは負担が大きいため、以下のように工夫してみましょう。
- 前半部分をページ固有の内容、後半部分を共通のサイト説明文にする
- 主要ページやトラフィックの多いページを優先的に設定する
ただし、長い文章を書くのが難しいと感じる場合には、前半部分だけでもユニーク化されていれば、すべて同じ内容となっているより遥かに健全で良いディスクリプションの状態となります。ですので文章に苦手意識がある方などは工夫して対応してみてください。
伝えたい優先度の高い情報から、複数の文章で構成する
ディスクリプションに表示される文字数は50~120文字と言われていますが、スマートフォンでの検索結果として表示される文字数とPCで表示される文字数では大きく異なります。
そのため、言いたいことを1つの文章で表現してしまうと中途半端な内容しか表示されない可能性が高く、文字数をオーバーしてしまうと最後は「…」と省略されてしまうため内容として十分に伝わらないことも。全体的には3~4文で構成し、最も伝えるべき内容を冒頭に配置することで少ない文字数しか表示されない場合でも、ユーザーに内容が伝わるように工夫しましょう。
- 最も重要な情報を冒頭に配置
- 3~4文程度で構成し、途中で省略されてもユーザーに伝わるよう工夫する
短い言葉で伝える工夫を
前述したように、少ない文字数しか表示されない場合でも伝えるためには文字数を減らす努力が必要になります。「ください」とすれば4文字ですが「下さい」なら3文字、「ピックアップ」とすれば6文字必要ですが「選出」「厳選」などにすれば2文字で収まる可能性も。一度書いたディスクリプションも見直せば、言い換えることでより少ない文字数で表現できるものが見つかるでしょう。内容を詰め込み過ぎる必要はありませんが、適切な情報を短い言葉で伝える工夫はしておきましょう。
- 同じ意味でも短い表現に言い換える(「下さい」→「下さい」「ピックアップ」→「厳選」 など)
- 内容を盛り込みすぎず、最小限のキーワードで要点を伝える
ジャンルによって必要な要素を考える
コラムのような記事と、ECサイトの商品ページではディスクリプションに必要となる要素は異なります。
「購入を検討していて具体的な商品を探している人」に検索から辿りついて、商品購入をしてもらいたいとうのであれば、商品名だけではなく、品番や型番で検索をする可能性も考えられるでしょう。商品を仕入れて販売しているのであれば、ページ内のコンテンツだけではなくディスクリプションにも品番や型番なども入れておくことが有効であると言えます。
- ECサイト: 商品名、型番、価格、ブランド名などを含める
- 情報系コラム: 記事の主題や重要キーワード、想定している読者のニーズを盛り込む
ページのゴールに合わせてユーザーが最重視する要素を見極めましょう。
ディスクリプションまとめ
メタディスクリプションは、必須ではないものの適切に設定しておくことで多くのメリットが得られます。
- ユーザーのクリック率向上: 興味を引く内容を要約して伝えられる
- 検索エンジンに対するシグナル: アルゴリズムの詳細は公表されました。CTR向上などの間接的なSEO効果を期待できます。
- コンテンツマーケティングとの親和性: ページ内容を正しく伝え、ターゲットを明確に誘導しやすい
特に「検索順位は高いのにクリック率が伸びない」ページは、ディスクリプションを見直す絶好の機会です。ユーザー目線でどんな情報があればクリックしたくなるのかを考えながら、ディスクリプションを調整してみてください。


カッティングエッジ株式会社 代表取締役 竹田 四郎
WEBコンサルタント、SEOコンサルタント。WEBサイトの自然検索の最大化を得意とする。実績社数は2,500社を超える。
営業会社で苦労した経験より反響営業のモデルを得意とし、その理論を基に顧客を成功に導く。WEBサイトやキーワードの調査、分析、設計、ディレクションを得意とする。上級ウェブ解析士、提案型ウェブアナリスト、GAIQの資格を保有する。著書:コンテンツマーケティングは設計が9割