ブログ

Schema & Structured Data for WP & AMPとは?WordPressで構造化データを「管理」する

投稿日:2026年1月14日 | 最終更新日:2026年1月14日

WordPressでSEO対策を進めていくと、必ずどこかで「構造化データ」という言葉に行き当たります。ただし、その多くは「設定方法」や「おすすめプラグイン」といった断片的な情報にとどまり、そもそも何のために構造化データを扱うのかという視点が置き去りにされがちです。

構造化データは、検索順位を直接押し上げるための即効性のある施策ではありません。むしろ、検索エンジンやAIに対して「このページは何の情報なのか」「どのような意味を持つコンテンツなのか」を誤解なく伝えるための前提条件に近い存在です。

そのため、SEOプラグインを入れて終わり、という話でもありません。こうした背景を踏まえると、構造化データは「追加するもの」ではなく、WordPressサイト全体でどう管理するかを考える対象だと言えます。Schema & Structured Data for WP & AMPは、その“管理”という視点で選ばれることの多いプラグインです。

本プラグインは、マッチするサイトオーナーには、自由度が高く非常に優良なプラグインと言えるでしょう。本記事では、単なる設定手順の紹介ではなく、「なぜこのプラグインが必要とされるのか」「どんなサイトに向いていて、どんな場合は不要なのか」という判断軸を整理しながら、WordPress初心者にも分かる言葉で解説していきます。

目次
  1. 構造化データをWordPressで扱う前に整理すべき前提
  2. Schema & Structured Data for WP & AMPは何ができるプラグインか
  3. E-E-A-T強化におけるSchema & Structured Data for WP & AMPの役割
  4. Simple Author Boxとの役割分担
  5. 他のSEOプラグイン・テーマとの併用判断
  6. 導入する場合の注意点と「やらない判断」
  7. どんなサイト・運営者に向いているか
  8. よくある質問(FAQ)
  9. まとめ|構造化データは「管理」するもの

構造化データをWordPressで扱う前に整理すべき前提


Schema & Structured Data for WP & AMPを理解するうえで、いきなりプラグインの機能や設定に目を向けるのは、実はあまり得策ではありません。なぜなら、構造化データは「入れれば効果が出る施策」ではなく、サイト全体の設計思想と密接に関わる要素だからです。

特にWordPressでは、テーマやSEOプラグインが自動で構造化データを出力している場合も多く、「何がすでに出ていて、何が足りていないのか」を整理しないまま追加すると、かえって混乱を招くことがあります。まずは、構造化データそのものの役割と、今のSEO環境で何が求められているのかを押さえておく必要があります。

構造化データは「表示」ではなく「定義」の話

構造化データという言葉から、「検索結果の見た目を良くするもの」という印象を持たれることがあります。確かに、リッチリザルトのように視覚的な変化が起きるケースもありますが、本質はそこではありません。構造化データの役割は、「このページは記事である」「この人物が著者である」といった意味を、検索エンジンに対して正確に定義することです。

つまり、人に説明するための文章ではなく、検索エンジンやAIが誤解しないようにするための設計情報だと考えると分かりやすいでしょう。そのため、著者プロフィールを画面上に表示しているだけでは、構造化データを設定したことにはなりません。表示と定義は別物であり、この違いを理解していないと、後のプラグイン選びや設定判断で迷いやすくなります。

SEO・E-E-A-T・AI検索で構造化が果たす役割

近年のSEOでは、単にキーワードに合致しているかどうか以上に、「その情報がどのような文脈で書かれているか」が重視されるようになっています。E-E-A-Tが注目されているのも、その流れの一部です。検索エンジンやAIは、コンテンツそのものに加えて、「誰が書いたのか」「どんな立場の情報なのか」を把握しようとしています。

構造化データは、その判断を補助するための情報源として機能します。ここで重要なのは、構造化データが順位を直接操作するためのものではない、という点です。評価を受けるための“入口”を整える役割であり、土台が不安定なままでは、どれだけ内容を充実させても正しく評価されにくくなります。

プラグイン導入前に確認すべきサイト環境(テーマ/SEO)

構造化データ用のプラグインを検討する前に、必ず確認しておきたいのが現在のサイト環境です。特に、使用しているテーマやSEOプラグインが、どの範囲まで構造化データを出力しているかは重要なポイントになります。

最近のテーマやSEOプラグインは、ArticleやBreadcrumbなど、基本的な構造化データを自動で出力していることも少なくありません。その状態で追加のプラグインを入れると、同じ情報が二重に出力され、Search Consoleでエラーが出るケースもあります。

だからこそ、「足りないから足す」のではなく、「今の環境で、何を管理しきれていないのか」という視点で判断することが、Schema & Structured Data for WP & AMPを正しく使う第一歩になります。

Schema & Structured Data for WP & AMPは何ができるプラグインか

構造化データの前提を整理したうえで、次に気になるのが「Schema & Structured Data for WP & AMPは、結局どんなことができるのか」という点だと思います。

このプラグインは、WordPressに構造化データを細かく、かつ体系的に管理するための仕組みを提供します。単に「構造化データを出す」だけではなく、ページや記事の種類に応じて、どの情報を、どの形式で検索エンジンに伝えるかをコントロールできる点が特徴です。

対応スキーマの幅と特徴(Article / Person / Review など)

Schema & Structured Data for WP & AMPが評価されている理由の一つが、対応しているスキーマタイプの幅広さです。記事(Article)や人物(Person)、商品(Product)、レビュー(Review)など、サイトの内容に応じて適切な構造化データを選択できます。

ここで重要なのは、「たくさんのスキーマが使えること」そのものではありません。WordPressでは、記事・固定ページ・カスタム投稿など、コンテンツの性質が混在します。それぞれに対して、意味の異なる構造化データを割り当てられる点が、実務上の価値につながります。

JSON-LDベースで構造化を管理できる点

このプラグインが採用しているのは、Googleが推奨しているJSON-LD形式です。JSON-LDは、HTMLの構造とは独立して構造化データを記述できるため、テーマやデザインを変更しても、構造化データが壊れにくいという利点があります。

また、専門知識がなくても、管理画面から設定を行うことで、裏側では適切なJSON-LDが自動生成されます。「コードを直接触らずに、定義だけを管理できる」という点は、WordPress初心者にとっても安心材料になるでしょう。

条件分岐によって構造化データを管理できる点

Schema & Structured Data for WP & AMPという名称から、AMP対応が強く意識されたプラグインのように感じるかもしれません。ただし、現在ではAMPを積極的に採用しているWordPressサイトは多くなく、この点を主目的として導入するケースは限定的です。

一方で、このプラグインの本質的な強みは、AMP対応そのものよりも、条件分岐によって構造化データを細かく管理できる点にあります。たとえば、特定のカテゴリだけ別のスキーマを使う、記事タイプごとにマークアップを切り替える、といった指定が可能です。

サイト規模が大きくなるほど、「一律で構造化データを出す」運用には限界が出てきます。その点で、Schema & Structured Data for WP & AMPは、構造化データを単に出力するためのツールではなく、サイト全体で管理・制御するためのプラグインとして位置づけると理解しやすいでしょう。

E-E-A-T強化におけるSchema & Structured Data for WP & AMPの役割

Schema & Structured Data for WP & AMPが注目される背景には、E-E-A-Tの考え方があります。E-E-A-Tは、単なる評価基準というよりも、「検索エンジンが安心して情報を扱えるかどうか」を判断するための軸です。そのため、内容が正しいだけでは不十分で、誰が・どの立場で書いているかを明確にする必要があります。

構造化データは、この「背景情報」を検索エンジンに伝えるための手段です。Schema & Structured Data for WP & AMPは、その役割をWordPress上で扱いやすくするためのプラグインだと言えます。

Person / Authorスキーマを正確に定義できる意味

E-E-A-Tの中でも、特に重要なのが「誰が書いたか」という情報です。PersonやAuthorといったスキーマは、記事の内容そのものではなく、書き手の存在や属性を定義するための情報です。

Schema & Structured Data for WP & AMPを使うことで、著者名やプロフィール、関連する情報を、検索エンジンが理解しやすい形で整理できます。これは、画面上にプロフィールを表示することとは別の話で、あくまで検索エンジンに対して「この人物が著者である」と明示する行為になります。

こうした定義があることで、検索エンジンは記事を単体で評価するのではなく、著者という文脈の中でコンテンツを理解しやすくなります。

リッチリザルトとCTRの関係性

構造化データというと、星評価やFAQなど、リッチリザルトを思い浮かべる方も多いかもしれません。確かに、Schema & Structured Data for WP & AMPを使えば、条件が合えば検索結果に追加情報が表示されることがあります。

ただし、ここで注意したいのは、リッチリザルトは目的ではなく結果だという点です。構造化データを正しく設定した結果として、検索結果の表示が拡張され、その結果、クリック率が上がる可能性がある、という位置づけになります。

E-E-A-Tの観点でも、表示が派手になることより、「なぜその情報が信頼できるのか」を検索エンジンが理解できることのほうが重要です。

リッチリザルトテスト はこちらで実施できます。

※本記事も、Structured Data for WP & AMPを活用して構造化マークアップを実現しています。

※構造化マークアップの説明は下記の記事で解説しています。

構造化データ・マークアップとは?基本と書き方をわかりやすく解説

「誰が書いたか」を検索エンジンにどう伝えるか

E-E-A-Tを意識したサイト運営では、「著者情報をどう見せるか」と「どう伝えるか」を分けて考える必要があります。Schema & Structured Data for WP & AMPが担うのは後者、つまり伝える側です。記事ごとに、誰が著者で、どんな人物なのかを構造化データとして整理することで、検索エンジンはその情報を継続的に参照できます。

このように考えると、Schema & Structured Data for WP & AMPは、E-E-A-Tを高めるための直接的な施策というよりも、評価されるための前提条件を整えるプラグインだと理解すると分かりやすいでしょう。

Simple Author Boxとの役割分担

Schema & Structured Data for WP & AMPを理解するうえで、必ず整理しておきたいのが「Simple Author Boxとの違いと役割分担」です。この2つは、似ているようで、実際にはまったく別の役割を担っています。

Simple Author Boxは、記事下などに著者プロフィールを表示し、ユーザーに対して「この記事を書いたのは誰か」を分かりやすく伝えるためのプラグインです。一方で、Schema & Structured Data for WP & AMPは、検索エンジンに向けて「この著者は誰か」「この記事の意味は何か」を定義するための仕組みを提供します。

つまり、両者は競合するものではなく、見る相手が違うと考えると理解しやすくなります。

Simple Author Boxは「表示レイヤー」である

※記事フッターにも表示ありますが、誰がこの記事を書いているのか?これを示すことができ便利です。

Simple Author Boxが担っているのは、あくまでユーザー向けの表示です。著者名やプロフィール、SNSリンクなどを視覚的に整え、読者が安心して記事を読める状態を作ります。

ただし、無料版のSimple Author Boxには、JSON-LD形式での構造化データ出力機能は含まれていません。そのため、「表示されている=検索エンジンにも伝わっている」と考えてしまうと、E-E-A-Tの設計としては片手落ちになります。

※Simple Author Boxの説明は下記の記事で解説しています。

Simple Author Boxとは?構造化・E-E-A-T時代に著者情報を可視化するWordPressプラグイン

Schema & Structured Data for WP & AMPは「定義レイヤー」である

一方、Schema & Structured Data for WP & AMPは、著者情報や記事情報を検索エンジン向けに正確に定義する役割を持ちます。
PersonやAuthorといったスキーマを通じて、「この人物が著者である」という情報を機械的に伝えます。ここでは見た目は一切変わりません。しかし、検索エンジンにとっては、この定義があるかどうかが、コンテンツ理解の前提になります。

両者を分けて使うことで起きるE-E-A-T上のメリット

Simple Author Boxで「人に伝え」、Schema & Structured Data for WP & AMPで「検索エンジンに伝える」。この役割分担ができてはじめて、E-E-A-Tの考え方に沿った著者情報設計になります。どちらか一方だけでは不十分で、表示と定義を分けて管理することが、WordPress実務では現実的な選択と言えるでしょう。

他のSEOプラグイン・テーマとの併用判断


Schema & Structured Data for WP & AMPを検討する際、必ず出てくるのが「すでに使っているSEOプラグインやテーマと一緒に使って問題ないのか」という疑問です。ここを曖昧にしたまま導入すると、構造化データが重複したり、Search Consoleで警告が出たりと、運用面でつまずきやすくなります。

大切なのは、「有名だから入れる」「高機能だから足す」という判断ではなく、今の環境で、どこまで構造化データを管理できているかを基準に考えることです。

Rank Math / SEOPress 使用時に注意すべき点

Rank MathやSEOPressは、構造化データ機能が非常に充実しているSEOプラグインです。記事タイプやパンくず、著者情報まで、標準設定で多くの構造化データを出力できます。そのため、これらをメインで使っている場合、Schema & Structured Data for WP & AMPを追加すると、同じArticleやPerson情報が二重に出力される可能性があります。

このケースでは、「より細かい制御が本当に必要か」を一度立ち止まって考えることが重要です。高度な条件分岐や特殊なスキーマを扱いたい場合を除き、無理に併用しないほうが安定するケースも少なくありません。

Yoast / All in One SEO 無料版との相性

一方、YoastやAll in One SEOの無料版を使っている場合は、少し状況が変わります。基本的な構造化データは出力されるものの、
細かなスキーマ設定やリッチリザルト向けの制御には制限があります。

「ここまでできれば十分」という場合は問題ありませんが、著者情報やレビュー、FAQなどをもう一段階きちんと管理したい場合には、Schema & Structured Data for WP & AMPが補完的な役割を果たすことがあります。

重要なのは、役割を分けて使うことです。既存プラグインが担っている部分を把握したうえで、不足している領域だけを補う、という考え方が現実的です。

SWELL・Cocoonなど国産テーマの場合の判断軸

最近の国産テーマは、構造化データへの対応が非常に進んでいます。記事、パンくず、WebSite情報など、必要最低限のマークアップはテーマ側ですでに出力されていることも多いでしょう。

そのため、「構造化データ対策=追加プラグイン」と短絡的に考えるのはおすすめできません。まずはテーマ設定や公式ドキュメントを確認し、現状で不足している点があるかどうかを見極める必要があります。

Schema & Structured Data for WP & AMPは、テーマの構造化データを置き換えるためのものではなく、管理しきれない部分を補強するための選択肢だと考えると、判断しやすくなります。

導入する場合の注意点と「やらない判断」

Schema & Structured Data for WP & AMPは、構造化データを細かく管理できる反面、導入前に理解しておくべき注意点もいくつかあります。ここを把握せずに使い始めると、「高機能だが扱いにくいプラグイン」という印象だけが残ってしまうかもしれません。

重要なのは、欠点を避けることではなく、どんな前提を理解したうえで使うプラグインなのかを把握することです。

構造化データの重複・競合が起きる典型例

まず注意したいのが、構造化データの重複です。すでにSEOプラグインやテーマ側でArticleやPersonの構造化データが出力されている状態で、同じ情報をSchema & Structured Data for WP & AMPからも出してしまうと、Search Consoleで警告が表示されたり、意図しないマークアップが行われることがあります。

そのため、導入時には「どのプラグインが、どの構造化データを担当するのか」という役割分担を決めておく必要があります。何となく有効化する、という使い方は避けたほうが無難です。

自由度が高い反面、インターフェースは英語である

もう一つ、事前に知っておきたい点として、Schema & Structured Data for WP & AMPの管理画面は英語表記であることが挙げられます。

機能自体は非常に柔軟で、細かな条件分岐やスキーマ指定が可能ですが、初心者の方にとっては、最初はどこを触ればよいのか戸惑うかもしれません。この点は、日本語UIのプラグインと比べると、確かにハードルがあります。

ただし、実務上はChromeの翻訳機能などを使えば、基本的な設定内容を把握することは十分可能です。また、すべての機能を使いこなす必要はなく、必要な部分だけを段階的に理解していく前提であれば、大きな問題にはなりません。

無理に導入しないほうがよいケースもある

Schema & Structured Data for WP & AMPは万能ではありません。すでに使っているテーマやSEOプラグインで、構造化データが十分に管理できている場合、無理に追加する必要はありません。

特に、「構造化データの中身を細かく調整する予定がない」「管理画面を増やしたくない」といった場合には、導入しないという判断も立派な選択です。このプラグインは、構造化データを“管理したい人”向けのツールです。その前提に合わない場合は、使わないほうが結果的に安定します。

チェックすべき項目(Search Console / リッチリザルト)

Schema & Structured Data for WP & AMPを導入したあとは、設定した内容が正しく検索エンジンに認識されているかを確認する工程が欠かせません。構造化データは画面上では見えないため、「入れたつもり」で終わってしまいやすいからです。

まず確認したいのが、Google Search Consoleです。「拡張」や「ページ」レポートを見て、構造化データに関するエラーや警告が出ていないかを確認します。特に、ArticleやFAQ、Breadcrumbなどは、他のプラグインやテーマとの重複によって警告が出やすいポイントです。

あわせて、リッチリザルトテストを使い、意図したスキーマが正しく読み取られているかを確認しておくと安心です。ここでエラーが出ていなければ、少なくとも「検索エンジンに伝える」という役割は果たせている状態だと言えます。

構造化データは、設定して終わりではありません。Search Consoleやリッチリザルトテストを定期的に確認しながら、サイト構成やコンテンツの変化に合わせて調整していくことが重要です。

どんなサイト・運営者に向いているか

Schema & Structured Data for WP & AMPは、誰にとっても必須のプラグインというわけではありません。むしろ、「どういう目的でWordPressを運営しているか」によって、向き・不向きがはっきり分かれるツールです。そのため、機能の多さだけで判断するのではなく、運営スタイルとの相性を基準に考えることが重要になります。

専門性・著者性を重視するサイト

このプラグインが特に力を発揮するのは、「誰が書いているか」「どんな立場の情報か」を明確にしたいサイトです。専門性が求められる分野や、実名・監修者を前提としたコンテンツでは、PersonやAuthorスキーマを正しく管理できることが大きな意味を持ちます。

表示だけでなく、検索エンジンに対しても著者情報を整理して伝えたい場合、Schema & Structured Data for WP & AMPは、その土台を支える役割を果たします。E-E-A-Tを意識した運営をしているのであれば、検討する価値は十分にあるでしょう。

出版・監修・実名運用と相性が良い理由

書籍の出版や専門家監修、実名での情報発信を行っている場合、コンテンツは単発ではなく、著者や組織とひも付いた「資産」として扱われます。その文脈では、構造化データによって「この人物が継続的に情報を発信している」という関係性を整理できる点が重要になります。

Schema & Structured Data for WP & AMPは、こうした関係性を細かく定義できるため、出版や監修といった取り組みと自然に接続しやすいプラグインだと言えます。

逆に向いていないケース

一方で、すべてのサイトに適しているわけではありません。ブログを趣味として運営している場合や、構造化データを細かく管理する予定がない場合には、導入によるメリットを感じにくいこともあります。

また、設定や管理に時間をかけられない場合、高機能であるがゆえに負担になる可能性もあります。その場合は、テーマやSEOプラグインの標準機能を活用し、必要最低限の構造化データにとどめる判断も現実的です。

よくある質問(FAQ)

Schema & Structured Data for WP & AMPについては、「高機能そうだが、実際どうなのか」「自分のサイトに必要なのか」
といった実務寄りの疑問が多く寄せられます。ここでは、初心者の方が特につまずきやすいポイントを中心に整理します。

  1. Schema & Structured Data for WP & AMPを入れるだけでSEO効果はありますか?

    このプラグインを入れたからといって、検索順位が直接上がるわけではありません。構造化データは、検索エンジンがコンテンツを正しく理解するための補助情報であり、評価を高めるための「前提条件」を整える役割を担います。そのため、内容や運営体制とあわせて使うことで、効果が生きてくると考えるのが自然です。

  2. Simple Author Boxと一緒に使って問題ありませんか?

    基本的には問題ありません。Simple Author Boxはユーザーに向けた「表示レイヤー」、Schema & Structured Data for WP & AMPは検索エンジンに向けた「定義レイヤー」を担当します。両者の役割を分けて使うことで、E-E-A-Tを意識した設計がしやすくなります。

  3. 既存SEOプラグインの構造化データはオフにすべきですか?

    ケースによります。すでに使っているSEOプラグインやテーマが、どの構造化データを出力しているかを確認したうえで判断する必要があります。重複が起きる場合は、どちらか一方に役割を寄せる設計が望ましいでしょう。

  4. 無料版でどこまでできますか?

    多くの基本的な構造化データは、無料版でも設定可能です。まずは必要最低限の範囲で使い、「もう少し細かく管理したい」と感じた段階で、有料プランの拡張を検討する流れが現実的です。

  5. E-E-A-T対策として本当に必要ですか?

    すべてのサイトに必須というわけではありません。ただし、専門性や著者性を重視した運営をしている場合には、構造化データをきちんと管理できることが、評価の前提条件になりやすいと言えます。

まとめ|構造化データは「管理」するもの

Schema & Structured Data for WP & AMPは、構造化データを「とりあえず入れる」ためのプラグインではありません。WordPressサイト全体で、どの情報を、どのような意味で検索エンジンに伝えるのかを、継続的に管理していくためのツールです。

自由度が高い一方で、管理画面は英語表記のため、初めて構造化データに触れる方は戸惑う場面もあるかもしれません。ただし、必要な範囲に絞って使い、既存のテーマやSEOプラグインと役割分担を整理すれば、実務上は十分扱える設計になっています。

構造化データは、SEOのテクニックというより、著者性や専門性、運営の姿勢を検索エンジンに正しく伝えるための基盤です。「どこまでやれば十分なのか」「何を優先すべきか」で迷う場合は、考え方と手順を体系的に整理した書籍『LLMO時代のSEO構造化マークアップ入門』を参考にしてみてください。

本書では、Schema & Structured Data for WP & AMP や Simple Author Box などを活用しながら、WordPress環境で無理なく構造化マークアップを進める実務的な流れを解説しています。構造化を“設定作業”で終わらせず、サイト運営の一部として管理していきたい方には、相性の良い内容です。

カッティングエッジ株式会社 代表取締役 竹田 四郎

WEBコンサルタント、SEOコンサルタント。WEBサイトの自然検索の最大化を得意とする。実績社数は2,500社を超える。

営業会社で苦労した経験より反響営業のモデルを得意とし、その理論を基に顧客を成功に導く。WEBサイトやキーワードの調査、分析、設計、ディレクションを得意とする。上級ウェブ解析士、提案型ウェブアナリスト、GAIQの資格を保有する。著書:Kindle・POD出版で高まるEEATとサイトSEO戦略 コンテンツマーケティングは設計が9割

 

メールマガジンのご案内
LLMO時代の構造化マークアップ入門
Kindle・POD出版で高まるEEATとサイトSEO戦略
コンテンツマーケティング書籍販売中
PAGE TOP
【新刊】LLMO時代のSEO構造化マークアップ入門 発売中!
Kindke 読み放題で読んでみる
LLMO時代のSEO構造化マークアップ入門
Kindke 読み放題で読んでみる