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リッチリザルトとは?種類と仕組み、SEOでの活用と注意点をわかりやすく解説

投稿日:2026年1月16日 | 最終更新日:2026年1月16日

Google検索では、タイトルと説明文だけでなく、画像や評価、質問と回答などが表示されるケースがあります。こうした検索結果上の拡張表示は「リッチリザルト」と呼ばれ、構造化データと深く関係しています。

ただし、リッチリザルトは設定すれば必ず表示されるものではなく、SEO効果についても誤解されがちです。本記事では、リッチリザルトの基本的な仕組みから種類、SEOでの位置づけ、テストツールの考え方までを整理し、「どう扱うべきか」という実務視点で解説します。

目次
  1. リッチリザルトとは何か
  2. リッチリザルトの主な種類
  3. リッチリザルトがSEOで果たす役割
  4. リッチリザルトを表示させる仕組み
  5. リッチリザルトテストの使い方と見方
  6. 表示されない・消えるときによくある原因
  7. リッチリザルトを活用する際の注意点
  8. よくある質問(FAQ)
  9. まとめ|リッチリザルトは「表示」ではなく「設計」で考える

リッチリザルトとは何か

リッチリザルトは、検索結果を“派手にするための機能”ではありません。Googleが検索ユーザーにとって有用だと判断した場合にのみ表示される、結果としての表示形式です。ここを誤解すると、「出ない」「消えた」といった議論に振り回されやすくなります。

各表現の違い(リッチリザルト・構造化データ・構造化マークアップ)

リッチリザルト、構造化データ、構造化マークアップは、似た文脈で使われがちですが、それぞれ指している対象は異なります。この違いを整理しておかないと、「設定したのに表示されない」といった誤解につながりやすくなります。紛らわしいと思いますので、簡単に解説します。

用語指しているもの位置づけ・役割
リッチリザルト検索結果画面に表示される形式Googleが有用と判断した場合に表示される「結果」。サイト側で直接コントロールできない
構造化データページの意味や属性を表す情報検索エンジンに「このページは何か」を伝えるための定義情報
構造化マークアップ構造化データを記述する作業JSON-LDなどを用いて、構造化データを実装する手段


つまり、構造化マークアップは「作業」、構造化データは「伝える内容」、リッチリザルトは「その結果として表示される見た目」という関係になります。リッチリザルトとは、Googleで検索したときの検索結果画面(Search Engine Results Page)に表示される形式を指します。 

通常の検索結果との違い

通常の検索結果は、ページタイトルとディスクリプションが中心です。一方、リッチリザルトでは、画像、レビューの星、価格、FAQ形式の回答などが加わります。検索ユーザーはクリック前に多くの情報を得られるため、「自分の探している内容かどうか」を判断しやすくなります。

ただし重要なのは、表示される情報はサイト側が完全にコントロールできるものではないという点です。構造化データは、あくまで検索エンジンに対して「このページはこういう内容です」と伝えるための補足情報であり、表示するかどうかの最終判断はGoogle側に委ねられます。

実務の現場でも、「検索結果に画像や見出しが出ている他社の例を見て、同じように表示してほしい」と相談されることがあります。

※ Google検索 子ども 風邪 食べ物 キャプチャ

「ウチもこういうふうに出したいです。画像とか出せませんかね?」と

ただし、こうした表示は構造化データを入れれば必ず再現できるものではありません。構造化マークアップは、あくまでGoogleに情報を正しく伝えるための手段であり、どの要素を検索結果に表示するかは、検索クエリやユーザー意図を踏まえたGoogle側の判断によって決まります。

そのため、「出ている表示」をそのまま再現しようとするのではなく、構造化データは検索エンジンに理解してもらうための土台づくりだと捉えるほうが、結果的にブレの少ない運用につながります。

リッチスニペット・リッチカードとの関係

以前は「リッチスニペット」「リッチカード」といった呼び方が使われていましたが、現在はそれらをまとめて「リッチリザルト」と呼ぶのが一般的です。

・公式ドキュメント(用語整理の根拠)

Google 検索における構造化データのマークアップの概要

(出典:Google Search Central)

名称が変わったことで、別物のように感じるかもしれませんが、考え方自体が大きく変わったわけではありません。検索結果の見た目に注目するよりも、なぜGoogleがその情報を表示したのかを考えるほうが、実務的には重要です。リッチリザルトは、構造化データとコンテンツ内容が一致し、検索意図に合致した場合に「結果として現れるもの」と捉えると、無理のない運用ができます。

リッチリザルトの主な種類

リッチリザルトと一口に言っても、その表示形式は一つではありません。検索結果にどのような情報が追加表示されるかは、ページの内容や構造化データの種類、そして検索意図によって変わります。

ここでは、実務でよく目にする代表的なリッチリザルトを整理しつつ、「どんなサイトで使われやすいのか」「なぜ万能ではないのか」という点もあわせて確認していきます。

よく使われるリッチリザルトの例(FAQ・レビュー・商品・レシピなど)

実務上、比較的よく見かけるのは、FAQ、レビュー、商品、レシピといったタイプです。これらは検索ユーザーが「答え」や「判断材料」を求めているケースが多く、Google側も検索結果上で補足情報を提示する価値が高いと判断しやすい表示形式です。

リッチリザルトの種類主な用途・検索意図
FAQ検索ユーザーが「結論や概要をすぐ知りたい」場合に、質問と回答の要点を検索結果上で補足する
レビュー評価や評判を比較したいユーザーに対し、星評価やレビュー情報を提示し判断材料を与える
商品(Product)価格・在庫・評価などを表示し、購入や比較検討を前提とした検索意図に対応する
レシピ画像や調理時間などの視覚情報を補足し、「作り方を探している」検索に対して識別性を高める

たとえばFAQリッチリザルトは、検索結果の時点で質問と回答の一部が表示されるため、ユーザーがページを開く前に概要を把握できます。レビューや商品系では、星評価や価格、在庫状況などが表示され、比較検討を助ける役割を果たします。

レシピの場合は、画像や調理時間といった視覚的な情報が加わることで、検索結果上での識別性が高まります。ただし、重要なのは「よく使われている=必ず表示される」わけではない点です。あくまで、コンテンツ内容と検索意図が一致し、Googleが有用だと判断した場合に限って表示されます。

業種・サイトタイプ別によく見かける表示

リッチリザルトは、業種やサイトの性質によって、出やすいタイプがある程度決まっています。ECサイトでは商品リッチリザルト、レシピサイトではレシピ表示、Q&Aや解説系サイトではFAQリッチリザルトが多く見られます。これは「どの構造化データを入れたか」だけでなく、「そのサイトが何を提供しているか」が評価されているためです。

同じFAQ構造化データを設定しても、サービス紹介ページとナレッジ記事では、表示されるかどうかの判断が分かれることがあります。つまり、リッチリザルトは機能というよりも、サイト全体の文脈の中で評価される表示形式だと考えたほうが、実務的には理解しやすいでしょう。

すべてのページで使えるわけではない点

リッチリザルトについてよくある誤解の一つが、「構造化データを入れれば、どのページでもリッチ表示できる」という考え方です。

実際には、すべてのページがリッチリザルトに適しているわけではありません。たとえば、情報量が少ないページや、検索意図が曖昧なページでは、構造化データを設定しても表示されないことがあります。また、同じサイト内でも、表示されるページとされないページが混在するのは珍しくありません。

この点を理解せずに「出ない=失敗」と判断してしまうと、不要な修正や構造化データの乱用につながりがちです。リッチリザルトは狙って出すものではなく、条件が整った結果として出るものだという前提を持っておくことが、安定した運用につながります。

リッチリザルトがSEOで果たす役割


リッチリザルトについて語られるとき、「SEOに効くのか」「順位が上がるのか」という話題に寄りがちです。ただし、実務の視点では、まず検索順位との関係を正しく整理することが重要になります。誤解したまま取り組むと、期待と現実のズレが大きくなりやすいからです。

検索順位への直接的な影響はあるのか

結論から言うと、リッチリザルトの表示自体が、検索順位を直接押し上げるわけではありません。Googleは、構造化データやリッチリザルトの有無をランキング要因として明示的には扱っていないとしています。

そのため、「リッチリザルトが出たから順位が上がった」という見え方になる場合でも、実際にはコンテンツの評価や検索意図との一致度といった別の要因が作用しているケースがほとんどです。リッチリザルトは、あくまで評価の結果として付随する表示だと捉えるほうが現実的でしょう。

クリック率(CTR)に与える影響

一方で、リッチリザルトがクリック率に影響を与える可能性はあります。検索結果上で表示面積が広がり、画像や評価、具体的な情報が見えることで、ユーザーの目に留まりやすくなるからです。

ただし、ここでも注意が必要です。必ずしもクリック率が上がるとは限らず、FAQリッチリザルトのように、検索結果上で回答が完結してしまうと、逆にクリックされにくくなる場合もあります。つまり、リッチリザルトは「流入を増やすための万能策」ではなく、
ユーザーがどの段階で情報を欲しているかによって、プラスにもマイナスにも働き得る要素だと言えます。

ユーザーの期待値を事前に調整できる点

リッチリザルトのもう一つの役割は、クリック前にユーザーの期待値を調整できる点です。価格や内容の一部、条件などが事前に見えていれば、ページを開いたあとに「思っていたのと違う」と感じる可能性は下がります。

結果として、訪問数そのものは増えなくても、ページ内容に納得したユーザーが訪れる割合が高まり、問い合わせや次の行動につながりやすくなるケースもあります。このように考えると、リッチリザルトはSEOのテクニックというよりも、検索結果とコンテンツのギャップを減らすための調整機能として位置づけると理解しやすいでしょう。 

リッチリザルトを表示させる仕組み


リッチリザルトは、設定画面のスイッチを入れれば表示される、といった単純な仕組みではありません。検索結果にどのような情報が表示されるかは、構造化データの記述内容と、ページ自体の内容、そして検索意図を含めたGoogle側の判断が重なった結果として決まります。この前提を押さえておかないと、「正しく設定しているのに出ない」という違和感につながりやすくなります。

構造化データ(Schema.org)との関係

リッチリザルトを理解するうえで欠かせないのが、構造化データとの関係です。構造化データとは、ページの内容を検索エンジンに分かりやすく伝えるための補足情報で、Schema.orgという共通の語彙に基づいて記述されます。

重要なのは、構造化データが「表示を指示するもの」ではない点です。「これはFAQです」「これは商品ページです」と定義を伝える役割を担っており、その定義が検索結果に反映されるかどうかは、あくまでGoogle側の判断になります。リッチリザルトは、構造化データの“結果”として現れるものだと理解すると、過度な期待を持たずに済みます。

JSON-LDが推奨されている理由

構造化データの記述形式はいくつかありますが、現在はJSON-LD形式が推奨されています。HTML本文とは独立した形で記述できるため、ページの表示構造を崩さずに管理しやすい点が理由の一つです。

実務的にも、テーマ変更やデザイン調整の影響を受けにくく、構造化データを「コンテンツとは別レイヤーで管理できる」点は大きなメリットです。この考え方は、構造化を一時的な施策ではなく、運用の一部として扱う際に特に重要になります。

JSON-LDの説明は、下記で解説しています。

構造化データ・マークアップとは?基本と書き方をわかりやすく解説

プラグインだけで完結しないケースもある

WordPressでは、構造化データを出力するプラグインを使えば、比較的簡単に設定できます。ただし、それだけでリッチリザルトが表示されるわけではありません。プラグインはあくまで「定義を伝えるための手段」であり、ページの内容が検索意図に合っていなければ、リッチリザルトは表示されません。

また、構造化データを過剰に設定したり、ページ内容と噛み合っていない場合には、逆に評価を下げてしまうこともあります。このため、リッチリザルトを扱う際には、構造化データをどう書くかよりも、そのページが何を伝えるためのものかを先に整理することが欠かせません。

Wodpressユーザーは、プラグインで物理的に構造化データをカバーするために、無料プラグインで達成できない場合は、有料課金を模索する必要性があります。もしくは、自由度が高いプラグインを選択することで自社の構造化マークアップを実現することができます。

リッチリザルトテストの使い方と見方

 

リッチリザルトを扱う際、実務で最も出番が多いのが「リッチリザルトテスト」です。構造化データが正しく記述されているか、Googleがどのリッチリザルトに対応しているかを確認するための公式ツールで、設定後の確認工程として欠かせません。

ただし、このツールも「合格=成功」「エラー=失敗」と単純に捉えると、判断を誤りやすくなります。何を確認し、どこまで対応すべきかを整理して使うことが重要です。

リッチリザルトテストで確認できること

リッチリザルトテストは、下記URLより実施することができます。
リッチリザルト テスト – Google Search Console

確認項目内容
対応リッチリザルトそのページが、どのリッチリザルトタイプ(FAQ、商品、レビューなど)として認識されているか
エラー必須項目が不足している、形式が不正など、表示に影響する問題
警告表示自体は可能だが、追加すると望ましい項目の不足
構造化データの内容JSON-LDで出力されている具体的なプロパティ

ここで大切なのは、「警告」と「エラー」を同列に扱わないことです。警告はあくまで改善提案であり、すべてを埋めなければならないわけではありません。

下記画像は、弊社ページのリッチリザルトテストをキャプチャしたものです。


※弊社のリッチリザルトテストのキャプチャ 

エラーが出たときの基本的な考え方

エラーが表示されると、不安になってすべて修正したくなるかもしれません。ただし、実務ではまず「そのリッチリザルトを本当に出したいのか」を確認する必要があります。たとえば、FAQ構造化を設定していないつもりなのにエラーが出ている場合、テーマや他のプラグインが自動出力しているケースもあります。この場合、修正するよりも「出力自体をやめる」ほうが適切な判断になることも少なくありません。

Search Consoleとの使い分け

リッチリザルトテストは、あくまでページ単位の確認ツールです。一方で、サイト全体の傾向や継続的なエラー管理には、Search Consoleが向いています。役割を整理すると、次のように使い分けると実務では無理がありません。

ツール主な役割
リッチリザルトテスト個別ページの構造化データ確認
Search Consoleサイト全体のエラー・改善状況の把握


どちらか一方だけを見るのではなく、「テストで構造を確認し、Search Consoleで運用状況を見る」という関係で捉えると、判断がブレにくくなります。

例えば、Search Consoleでは、「拡張」配下の各項目を見れば、どの構造化データが有効に処理されているかを俯瞰できます。

表示されない・消えるときによくある原因


リッチリザルトは、構造化データを正しく設定すれば必ず表示される、というものではありません。実務では「一度出ていたのに消えた」「設定しているのに最初から出ない」といったケースも多く、その多くはエラーではなく、Google側の判断や設計上の問題によるものです。

Googleの判断で表示されないケース

構造化データに問題がなくても、Googleが「検索結果上で表示する必要がない」と判断すれば、リッチリザルトは表示されません。これは不具合ではなく、検索意図や表示バランスを考慮した正常な挙動です。

たとえば、検索ユーザーがすでに答えを理解していると想定されるクエリや、他の表示形式のほうが有用だと判断された場合には、リッチリザルトが省略されることがあります。このため、「失敗」と短絡的に考えないことが重要です。むしろ、表示されないのは正常な挙動と考えて良いです。 

構造化データの書きすぎ・重複

よくある原因の一つが、構造化データの書きすぎや重複です。WordPressでは、テーマやSEOプラグインが自動で構造化データを出力していることが多く、そこに別のプラグインや手動設定を重ねると、同じ意味のスキーマが複数出力されてしまうことがあります。

このような状態では、Googleがどれを正として扱えばよいか判断できず、結果としてリッチリザルトが表示されない、あるいは不安定になることがあります。「足りないから足す」ではなく、「出ているものを整理する」視点が必要です。

例えば、技術力のあるスタッフがいる会社では、9ページで構成されているWEBサイトに対して、ガチガチに構造化データを書かれていました。その場合であれば、まずは適切にWEBサイトの内部修正を行いつつ、ページ数を追加、更新していくほうが優先事項とすべきです。このような現場の事例もありました。  

コンテンツ内容との不一致

構造化データとページ内容が一致していない場合も、表示されにくくなります。たとえば、FAQ構造化を設定していても、実際の本文が質問と回答の形式になっていなければ、検索エンジンは有用だと判断しません。

構造化データは、あくまでページ内容を補足するためのものです。コンテンツそのものが検索意図に合っているか、構造化データがそれを正しく言語化できているか、この両方が揃って初めて、表示の可能性が生まれます。

リッチリザルトを活用する際の注意点


リッチリザルトは、正しく使えば検索結果上での視認性を高められる一方、設定や考え方を誤ると、かえって管理負荷やエラーを増やしてしまう要素にもなります。そのため、「何をするか」以上に、「何をしないか」を意識しておくことが重要です。

すべてのページに設定すればよいわけではない

よくある誤解の一つが、「リッチリザルトは多いほどよい」という考え方です。実際には、ページの目的と合っていないリッチリザルトを設定しても、表示されない、あるいは意味を持たないケースがほとんどです。

たとえば、単なるコラム記事に無理にFAQ構造化を付けた場合、検索結果上で回答が完結してしまい、「読んでほしい本文」が見られなくなることもあります。このような場合、リッチリザルトは必ずしもプラスには働きません。

構造化データの重複・競合に注意する

特に注意したいのは、構造化データを「足しているつもり」で、実際には同じ情報を複数箇所から出力してしまっているケースです。WordPressでは、テーマ・SEOプラグイン・構造化専用プラグインがそれぞれ独自に構造化データを出力できるため、意図せず定義が重複することがあります。

よくある状況起きやすい問題
テーマ+SEOプラグイン+構造化専用プラグイン同一スキーマ(Article / FAQ / Personなど)の重複出力
記事ごとに手動で構造化データを追加ページ内容と定義内容が一致しない
テスト環境の設定をそのまま本番に反映意図しない構造化が全ページに適用される


たとえば、テーマ自体がArticleやBreadcrumbの構造化データを出力しており、そこに All in One SEO の構造化機能を有効化したまま、さらに、 Schema & Structured Data for WP & AMP(SASWP) を追加すると、同じArticleスキーマが複数回出力される状態になりやすくなります。これは、参考例でお伝えしています。

この場合、Search Console上では、「エラー」や「警告」として明確に表示されないこともありますが、Google側ではどの定義を正として扱うか判断できず、結果としてリッチリザルトが表示されなくなるケースも少なくありません。

そのため、リッチリザルト対策では「新しい構造化データを足す」ことよりも、今どこから、何の構造化データが出ているのかを整理するという視点が重要になります。テーマ・SEOプラグイン・構造化専用プラグインの役割を切り分け、どこで何を管理するのかを決めたうえで運用したほうが、結果的に安定したリッチリザルト表示につながります。

Schema & Structured Data for WP & AMP(SASWP)の解説は下記で解説しています。
Schema & Structured Data for WP & AMPとは?WordPressで構造化データを「管理」する

表示されないことを前提として捉える

構造化データを正しく設定しても、リッチリザルトが表示されないことは珍しくありません。これはエラーではなく、Googleが検索意図や表示バランスを考慮した結果である場合がほとんどです。

重要なのは、「リッチリザルトが出ていない=失敗」と短絡的に判断しないことです。

構造化データは、検索エンジンに意味を正しく伝えるための基盤であり、リッチリザルトはその一部が可視化された結果にすぎません。この前提を理解しておくことで、不要な修正や過剰対応を避けやすくなります。

よくある質問(FAQ)

ここでは、リッチリザルトについて実務でよく聞かれる疑問を整理します。設定や表示に関する不安を、判断軸の整理という視点で確認してみてください。

  1. リッチリザルトを設定すれば必ず表示されますか?

    いいえ、必ず表示されるわけではありません。構造化データはあくまで「定義を伝えるための情報」であり、表示するかどうかは検索意図や表示バランスを含めてGoogleが判断します。

  2. リッチリザルトが出ると順位は上がりますか?

    リッチリザルトの有無が、検索順位を直接左右することはありません。ただし、検索結果上での視認性が高まることで、クリック率などに間接的な影響を与える可能性はあります。

  3. FAQリッチリザルトは今も有効ですか?

    現在も有効ですが、以前ほど広く表示されるわけではありません。特に情報提供型の記事では、検索結果上で回答が完結してしまうことを避けるため、使いどころを慎重に判断する必要があります。

  4. 構造化データを減らしたほうがよいケースはありますか?

    はい、あります。構造化データは多く入れればよいものではなく、ページの目的や内容と合っていない定義を含めると、かえって評価や表示が不安定になることがあります。

  5. 構造化データとの違いがよく分かりません

    構造化データは、ページ内容を検索エンジンに定義として伝える仕組みです。リッチリザルトは、その定義の一部が検索結果上に可視化された表示形式だと考えると理解しやすいでしょう。下記の記事で詳しく解説しています。

    構造化データ・マークアップとは?基本と書き方をわかりやすく解説

  6. 構造化データを設定したのに、リッチリザルトが表示されないのは失敗ですか?

    いいえ、失敗とは限りません。リッチリザルトは、構造化データを設定したページすべてに必ず表示されるものではなく、検索クエリやページ内容との適合性を踏まえて、Googleが表示を判断します。実務では、Search Consoleの「拡張」レポートでエラーや重大な問題が出ていないかを確認できていれば、過度に気にする必要はありません。

まとめ|リッチリザルトは「表示」ではなく「設計」で考える

リッチリザルトは、検索結果を華やかに見せるための装飾ではありません。構造化データを通じて、「このページは何について書かれていて、誰に向けた情報なのか」を検索エンジンに正しく伝えた結果として、条件が合えば表示されるものです。

そのため、リッチリザルトを「とりあえず出す」ことや、テストツールのエラーを消すこと自体を目的にしてしまうと、本来の効果は得られにくくなります。実務では、ページの役割を整理し、テーマやSEOプラグインとの役割分担を決めたうえで、必要な構造化データだけを管理していく意識が重要です。

リッチリザルトや構造化データの重要性は理解できても、「どこから手を付ければよいのか」「どこまでやれば十分なのか」で迷う方は少なくありません。そのような場合、著者情報やページの意味づけを整理するところから始めるほうが、結果的に無理なく進められます。

本記事で触れた考え方と同じ視点で、WordPress実務における構造化マークアップの設計・判断・実装を整理したものが『LLMO時代のSEO構造化マークアップ入門』 です。テーマを大きく変更せずに構造化を進めたい方は、判断軸の確認用として参考になるはずです。

カッティングエッジ株式会社 代表取締役 竹田 四郎

WEBコンサルタント、SEOコンサルタント。WEBサイトの自然検索の最大化を得意とする。実績社数は2,500社を超える。

営業会社で苦労した経験より反響営業のモデルを得意とし、その理論を基に顧客を成功に導く。WEBサイトやキーワードの調査、分析、設計、ディレクションを得意とする。上級ウェブ解析士、提案型ウェブアナリスト、GAIQの資格を保有する。著書:Kindle・POD出版で高まるEEATとサイトSEO戦略 コンテンツマーケティングは設計が9割

 

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