投稿日:2019年11月21日 | 最終更新日:2023年6月13日
本記事では、優良なSEO会社についてお伝えします。
一般的なSEO会社とは?
営業担当と技術担当に分かれ、営業担当がクライアント獲得を行い、技術担当が施策をするというのが通常です。
2014年より前の外部施策重視のSEO対策が評価される時代では、比較的受注後でも順位向上が行いやすい側面がありました。現場担当が知識がなかったとしても、受注後に目標となるキーワードの順位上昇が見込めたためとなります。
営業担当は上記に伴い、「コストの安さ」「営業のノリ」「各種SEOツール」を駆使して営業活動を行う背景がありました。受注後の順位上昇が確実に見込めたためです。
大手SEO企業や中堅SEO企業に勤めるSEOチューナー(技術者)は、一定の期間が経つと独立をして自身で提供会社を実施するか?別の企業に転職をしてメディア事業に関わり、顧客支援をするフェーズから徐々に離れていく傾向があります。自社メディアに注力するほうが売上と利益が見込めるためです。
メディア事業は、SEO施策を検証できる側面と、顧客に依存しないで収益を生むことが可能になるため、多くのSEO会社がメディア事業を同時並行で実施します。
金融系、不動産系、でアフィリエイトの単価報酬が高いサイトでメディアを作る傾向があります。
メディア事業の収益性と将来が見込めると、エース級の技術者はそちらに配属されるか、高額な顧客に割り当てられるため、次第に若手が施策提供側にシフトしていきます。
できればSEOが好きな若手や熟練のスタッフに仕事が依頼できるとよいと思います。どちらの企業様でも、若手でも勉強をされていて優秀な方はいますが、あまりいないのも実情です。
企業より個人
上記に伴い、SEOコンサルティングやSEO施策の知見とは、どちらかというと企業というより個人に紐づきます。
昨今では、検索エンジンの進化も早く、そのトレンドを追うためには、営業担当のレベルでもトレンドをウォッチし情報を得ていく作業も必須となってまいりました。
SEOに関するオタクというか、そもそもSEOが好きでないときつい時代になってきました。
SEOの技術者においては、転職市場においてはとてもレアな状況であります。(はぐれメタルは言いすぎですが、メタルスライムくらいのレア度です。)どちらの企業も採用することにリスクが少なく、その人員の経験を基にビジネスを始められるメリットがあるためです。
現在は、情報が収集しやすい側面もあるため、発注側のスタッフのほうが受託側の現場スタッフより詳しいことも珍しくないため、ますます難しくなっております。
SEO会社のポテンシャルのはかり方について
1,できれば、SEO会社の役員クラス、上層部のメンバーに仕事を監修してもらえるとよい。
理由として、SEO対策で創業した会社の社長や役員が詳しいことが多いのと、すでに実績を積んだスタッフは昇格している傾向があるため、できれば上のポジションの人間に依頼できるのが良いです。元アフィリエイターで起業して社長というケースもありますし、上場企業でも実は一番社長が詳しいというケースもあります。もし頼めるツテがあるのであれば、社長や役員に直接依頼できると良いです。(やってくれるかどうかは不明ですが・・・)
2,個人、もしくはSEO会社から独立した企業。
こちらはお薦めで、上記に述べたようにSEOの知見は個人に紐づいているため、会社の規模感が小さくてもSEOで独立をしているため、技術者である社長や役員に施策を頼みやすいのでこの点はお薦めです。
3,営業をしてきた担当に専門的な質問をぶつけてみる。
Q:URLの正規化を進めたいのですが、どちらのURLを正規化してみたほうがよいでしょうか?
Q:自然検索でアクセスアップを図るために、弊社サイトの構造について 問題点を挙げるとするとどこら辺でしょうか?
等、どちらかとういと具体的な質問を現場担当はされると少し嫌がる傾向がありまして、「施策側に持ちかえって分析してみます。」や、「もごもごしてしまう」などの行動が見られた場合、会社としては弱いと思ってよいです。補足すると、会社として弱いというより担当者の経験不足と言えます。
逆に、専門的な質問を行った後、間髪入れずに回答できる営業担当においては、まずは話を聞いても良いかもしれません。発注する企業として、信用レベルを少しずつ上げていくのが良いかと思います。
まとめ
優良なSEO会社とは、現場レベルにおいても施策事項が共有され、一定レベルの知識などを現場レベルでも保有しています。まさにコンサルタントのような位置づけの会社は強いです。
自社メディアを保有し、自社のノウハウを蓄え、且つシステムを駆使している企業は優良なSEO会社といえるでしょう。あとは、コストのバランスと発注企業との相性もあるのでそちらで選定されるとよいと思います。
内製でできるに越したことはないのですが、ある程度習熟に時間もかかるため、急いでいる場合や社内にスタッフが不在な場合は、優良なSEO会社の手を借りることも良いと思います。
カッティングエッジ株式会社 代表取締役 竹田 四郎
WEBコンサルタント、SEOコンサルタント。WEBサイトの自然検索の最大化を得意とする。実績社数は3,000社を超える。
営業会社で苦労した経験より反響営業のモデルを得意とし、その理論を基に顧客を成功に導く。WEBサイトやキーワードの調査、分析、設計、ディレクションを得意とする。上級ウェブ解析士、提案型ウェブアナリスト、GAIQの資格を保有する。著書:コンテンツマーケティングは設計が9割