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CVRとは?コンバージョン率の意味と改善方法について解説

CVR

投稿日:2025年2月27日 | 最終更新日:2025年3月2日

商品購入やサービス申し込みといった直接の売上に直結する行動もあれば、資料請求や無料セミナーへの参加といった間接的な行動をコンバージョン(CV)として設定しているケースも多いでしょう。いずれにせよ、「サイトを経由してどれだけのコンバージョンが発生したか」を計測し、改善を図っていくことはWebマーケティングの重要課題です。

その計測指標となるのがCVR(コンバージョン率)。本記事では、CVRの基本的な意味から、改善するためのポイントについてわかりやすく解説します。2025年現在のGoogleの仕様やコンテンツマーケティングの考え方も踏まえてご覧ください。

下記の記事は、CVRの前にWEBマーケティング全体を解説しています。
参考記事:Webマーケティングとは?行う流れや求められるスキルなども詳しく解説

まず基本として押さえたい「CVR」の意味

*CVR(Conversion Rate)は「コンバージョン率」と呼ばれ、Webサイトに訪れたユーザーのうち、商品購入や資料請求など、あらかじめ設定しておいた“成果”に至った割合を示す指標です。

簡単に言えば自然検索や広告配信によってWebサイトにアクセスした数(ページビューや、ユニークユーザー数などの場合もあります)のうち、どれだけのユーザーが商品購入や資料請求など設定した「コンバージョン」まで到達したのかという割合を指しているのです。

例えば、月間20,000人のユーザーがサイトを訪問し、そのうち1,500人が実際に商品を購入した場合を例に挙げると、CVRの計算式は以下のとおりです。

1,500(コンバージョンした数)÷20,000(サイト訪問数)×100=7.5%(CVR)

この場合のCVRは7.5%ということになります。このように、コンバージョンを得る効率を数値化することで、Webサイトや広告のパフォーマンスを客観的に評価できるわけです。

コンバージョンの種類は一つではない

コンバージョンというと、広告→LP→CV(購入・登録)のようなシンプルなフローを想定しがちですが、実際には複雑な経路をたどるケースも多々あります。コンバージョンの捉え方には複数のパターンがあるので、押さえておきましょう。

直接コンバージョン

もっとも分かりやすい形で、広告や検索経由でサイトを訪れ、そのまま一度も離脱せずにコンバージョンまで到達したユーザーを指します。最短距離で成果を上げる理想的なパターンです。

出稿した広告を入り口にユーザーがサイトへと流入。設定したコンバージョンまで一切離脱することなくストレートにコンバージョンにまで到達した状況が「直接コンバージョン」です。もっとも順調に、最短距離でコンバージョンしたユーザーがこれにあたります。

間接コンバージョン

一度サイトを訪れたものの、離脱してしまったユーザーが再度検索や他サイトを経由して戻ってきてコンバージョンするケースです。再来訪のきっかけとして、リマーケティング広告やSNS投稿などが機能することも多いです。

ビュースルーコンバージョン

広告が表示されたユーザーがその場では広告をクリックしなかったにもかかわらず、後日検索などを通じてサイトを訪れ、コンバージョンに至るパターンです。広告を目にした記憶が、後から検索行動につながることがあります。

「〇〇で検索」といった広告を展開している場合には、ビュースルーコンバージョンが起こりやすくなる可能性もあります。

補足: 「ユニークコンバージョン」や「マイクロコンバージョン」など、CVをカウントする方法やタイミングは他にもあります。広告運用の際には、それぞれの定義を正しく把握し、数値を分析することが重要です。

「CVR」はサイトのパフォーマンスの重要指標である

CVRは売上やリード獲得に直接結びつく指標です。例えば、以下のような場面で活用します。

  • 複数のランディングページ(LP)を比較して、どのLPが最も成果を上げているかを見る
  • 広告クリエイティブやターゲティングを変更した際、CVRにどのような変動があるかを検証する
  • オウンドメディアの記事で集客している場合、その記事からのCVRが高いかどうかを測り、継続的に最適化する

CVRを見れば、「どの施策がパフォーマンスを発揮しているか」が一目瞭然。高いCVRを得られるページへ集中投下すれば、ROIの向上に直結します。

全く同じ数のコンバージョンを生み出しているランディングページが2枚あったとします。

「A」のランディングページは多くのユーザーは誘導できているのに、コンバージョン数はそこまで伸びていない。逆に「B」のページは誘導されているユーザー数は少ないにも関わらず「A」と同じだけのCVが取れているとすれば、どちらによりユーザーを誘導すべきなのかというのは明白です。

CVRを定期的に確認し、よりパフォーマンスの高いページにユーザーを多く誘導することで売上をより伸ばすことにつながるということは理解しておきましょう。

CVRと混同しやすいCTRについて


1文字違いの指標としてCTR(Click Through Rate=クリックスルーレート)があります。CTRは「広告や検索結果が表示された回数(インプレッション)のうち、実際にクリックされた割合」を示すものです。

  • CVR:コンバージョン率
  • CTR:クリック率

CTRとCVRは同じ広告効果測定で用いられる指標ですが、指す地点がまったく異なるため、混同しないようにしましょう。

CVRと同様に広告の効果がどれだけあったのか?を図る指標として用いられるものとはなりますが、こちらはコンバージョンを図るものではなくリスティングやバナー広告などが表示されたユーザーのうち、どれだけのユーザーがクリックに至ったのか?を示すものとなります。

バナーやリスティングのABテストや、広告の反応率を図るものとして重要になる指標のひとつではありますが、広告のクリックをコンバージョンポイントと考える広告展開ということはほぼありませんので、混同しないように注意しておきましょう。

CTRとCVRの関係性


CTRとCVRの関係性についても考えておきたいと思います。これは広告配信において起こりがちな現象ですが「CTRは良いのにCVRはあまり良くない」もしくは、「CVRは良いのに、CTRが良くない」という状況です。それぞれはどのような状況か、また改善のポイントについても考えてみます。

「CTRは良いのに、CVRはあまり良くない」


広告クリックは多いのに、最終的な成約にはつながらないケースです。原因としては

  1. フォームに問題がある必須入力項目が多すぎる、UIが煩雑などで、途中でやめてしまうユーザーが増える。
  2. 広告表現とLPの内容が乖離している魅力的な広告コピーでクリックを誘導しても、LPの内容が期待と違えば離脱されます。
  3. 導線がわかりにくい商品説明は充実していても、購入ボタンや問い合わせフォームへの導線が複雑だとユーザーが離脱。

・広告表現とランディングページの内容に差が生まれている

非常にキャッチ―なビジュアルや広告の文言によって顧客に刺さる広告が出ているからこそ、表示された広告のクリックの割合は高い。しかし、ランディングページに誘導されてきたユーザーは、広告で抱いていた印象と実際の商品やサービスに関する説明に対しての差や違和感を感じているがためにコンバージョンに至らなかったというパターンです。広告表現との間に大きな落差が生まれない工夫や、広告表現そのものの見直しというのも必要になるかも知れません。

・導線がハッキリせずユーザーがCVに至っていない

クリックが生まれているにも関わらずコンバージョンまでユーザー至らない場合には、商品購入や問い合わせに至るまでの導線そのものに問題があるということも考えられます。よりわかりやすい「CTA(Call To Action)」を設置することで、解決できる可能性もあるため、ランディングページの構成やデザインに関する見直しをしてみることで改善に至る可能性もあります。

・フォームに問題がある

資料やカタログ請求などがコンバージョンと設定されている場合に、登録フォームに問題があるということも考えられます。ユーザー側が得られる情報に対して、フォームの入力項目数が非常に多かったり、「本当にこの項目を入力する必要があるのか?」と感じるような項目が必須化されていたりすると抵抗を感じるユーザーも存在します。多くのユーザー情報を得て、参考にすることはマーケティング上大切ですが、あまりにCVRが低い場合には吟味を重ねて絞り込みをしていくことも検討しましょう。

「CVRは良いが、CTRは良くない」


ランディングページの完成度が高く、訪れたユーザーの多くがコンバージョンしているのに、表示回数のわりにクリックが少ないケース。考えられる要因は:

  1. 広告の出稿先が合っていないターゲット層があまりいないメディアに広告を出している可能性。
  2. キーワードの選定が不適切検索意図に合わないキーワードで上位表示しているため、そもそもクリックが発生しにくい。
  3. 広告表現が目立たないライバルが多いジャンルで、広告やタイトルが埋もれてしまっている。

いずれの場合も、CTRとCVRを総合的に分析しながら、広告のターゲティングやLPの構成を見直すことが重要です。

・出稿先メディアとターゲットがマッチしていない

このような場合には、ターゲットとしているペルソナが出稿しているメディアを見ている確率があまり高く無いということが有力になります。

若年層向けの商品やサービスなのに、経済ニュースを扱うサイトに広告出稿がされていたり、逆にビジネス向けのサービスが10代の女子が参考にしているファッションのサイトに掲載されていれば、クリック数が上がらないのは当然です。

・キーワードが合っていない

自然検索で流入してくるユーザーやリスティング広告によって獲得するユーザーの場合にはキーワードがマッチしていないということも考えられます。オーガニックで獲得するユーザーのCVRを伸ばしたいのであれば、サイト全体の見直しを行い、上位表示されるキーワードに対しての見直しと、最適化のチューニングが必要となるでしょう。

2025年のCVRトレンド:コンテンツマーケティング編


2025年現在、ユーザーの検索行動や購買行動はより複雑化・高度化しています。そこで重要なのが、単にランディングページを最適化するだけでなく、コンテンツマーケティング全体を見直し、ユーザーと長期的な関係性を築くことです。以下のような新しい潮流を意識することで、CVR向上に大きく寄与する可能性があります。

たとえば、スライド型コンテンツやクイズ形式の導入によって、ユーザーが楽しみながら情報を得られ、離脱率を下げつつCVR向上を狙う事例も増えています。

パーソナライズと生成AIの活用

生成AI(Generative AI)の進歩により、ユーザーの行動データを分析し、個々の興味や悩みに合わせた記事や動画の自動生成が容易になっています。

従来のセグメント別ではなく、一歩進んだOne to Oneマーケティングを行うことで、より深いパーソナライズを実現し、高いCVRにつなげる企業が増えています。

マイクロコンテンツ×シンプルなCV導線

SNSやショート動画の普及で、15秒~1分程度のマイクロコンテンツが注目を集めています。このマイクロコンテンツから直接商品ページや問い合わせフォームへつなげるなど、短距離の導線を用意するのが最新のトレンドです。

ユーザーは興味を抱いた瞬間に行動を起こすことが多いため、コンテンツの中にCTA(Call To Action)を分散配置して、どこからでもCVへアクセスできる設計が鍵となります。

カスタマージャーニー全体を見据えた施策

1回の訪問だけでCVしないユーザーが増えているため、間接コンバージョンビュースルーコンバージョンをより重視する企業が多いです。

ユーザーがどのチャネルでブランドに触れているかを把握し、SNS・メールマガジン・動画配信など複数のタッチポイントを連携させることで、最終的なCVを取りこぼさない体制を整えます。マルチタッチな施策が有効です。

デザインとUXの融合

文字ばかりの記事ではなく、ビジュアルやインタラクティブな要素を巧みに組み合わせて“読む体験”を向上させる設計が求められます。

CVRに関するまとめ


コンバージョンには即時購入のような直接的なものだけでなく、資料請求やメルマガ登録など、将来的に大きな売上につながる行動もあります。つまり、CVRが高い=ユーザーとの接点を効果的につくれている証拠といえるでしょう。

  1. CVRを定期的にチェックし、改善施策を検討する
  2. 広告クリエイティブやLPをABテストして、最適な組み合わせを探る
  3. ターゲットユーザーの検索意図や興味関心に合わせて、コンテンツを見直す(コンテンツマーケティング視点)

CVRを意識してサイトを運営することは、売上やリード獲得につながる最短ルートともいえます。定期的な計測と改善を繰り返し、より高いCVRを目指しましょう。


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