投稿日:2026年1月9日 | 最終更新日:2026年1月9日
はじめに、今回、私が構造化マークアップに関する書籍を書いた理由は、大きく分けて2つあります。
どちらも、流行や理論から生まれたものではなく、日々の現場と自分自身の検証から生まれた、かなり現実的な理由です。
構造化マークアップが「大事だ」と言われていることは理解されている。
それでも、なぜ現場では進まないのか。
その違和感と、自分自身の試行錯誤が重なった結果として、このテーマに向き合うことになりました。
構造化マークアップは重要だが、現場では実装されていなかった
GoogleのAIモードが話題になる以前から、構造化マークアップの重要性自体は繰り返し語られてきました。
しかし、私が日頃サポートしている中小企業・小規模法人・個人事業主の現場では、実装されていないケースがほとんどでした。
これは印象論ではなく、実務の中で明確に感じてきた事実です。
なぜ中小企業では構造化が進まないのか

理由は単純です。
エンジニアやHTMLコーダーがいない
Web担当者が経験浅い
日常業務が忙しく、コードを学ぶ余裕がない
日頃コードに触れない人が、
「構造化マークアップとは何か」を理解し
「自社サイトに安全に実装する」
ここまで到達するのは、正直ほぼ不可能だと思います。
大企業と中小企業では前提条件が違う
大手企業や制作会社であれば、
専任の人員がいる
技術的な分業体制がある
こうした前提で変化に対応できます。
しかし、中小企業ではそうはいきません。
経営者としては、
それで売上はいくら上がるのか
工数に見合うのか
という短期視点で考えざるを得ないのが現実です。
コストと現実のジレンマ

実際に、こんな声も何度も聞いてきました。
構造化対応で60万円
CSS修正1回5万円
リニューアルで200万円
「高い……」
そう言って地団駄を踏む中小企業のオーナーを、何人も見てきました。
WordPress × プラグイン × AIという現実的な選択肢
そこで私が注目したのが、WordPress限定にはなりますが、
プラグインによる構造化マークアップの実装です。
さらに、近年のAIの進化も無視できません。
ChatGPT(特に5以降)
Gemini(2.5 Pro以降)
非エンジニアであっても、コードで詰まったときに「相談できる相棒」がいる環境が整ってきました。
「テーマを変えればいい」という話が現実的でない理由
よくある意見として、
構造化対応テーマを使えばいいのでは?
という話もあります。
SWELL、COCOON、SANGOなどは確かに優秀です。
ただし、実際の企業サイトはオリジナルテーマが多い。
デザイン
UI/UX
独自カスタム
これらに依存しているため、
「引っ越せばいい」が簡単にできないケースがほとんどです。
サイトが一時的に落ちるだけでも、中小企業にとっては死活問題になります。
私自身が構造化でつまずいた経験
私自身、TCDの「AGENDA」というテーマを使っています。
当時、テーマ側に構造化機能はなく、All in One SEOを導入していました。
しかし、
FAQの拡張ができない
無料版では理想のマークアップが組めない
という壁にぶつかりました。
SASWPにたどり着いた理由
そこで導入したのが、
Schema & Structured Data for WP & AMP(SASWP)です。
最初はプラグイン同士がバッティングし、試行錯誤もありましたが、
調べていくうちに、SASWPの汎用性の高さに気づきました。
結果として、
All in One SEOは停止・アンインストール
構造化はSASWPに完全一本化
という判断をしました。
英語UIはネックですが、私自身が英語を学んでいたこともあり、
設定自体は大きな障害にはなりませんでした。
無料版でも、できることが多すぎる
正直、驚きました。
「構造化で60万円」と言われる理由が分かるほど、
無料版でもかなり高度なことができます。
なぜ「書籍」という形にしたのか
リニューアルする予算がない
業者に頼むと高い
でもAIOやLLMOは無視できない
こうした状況の中で、
私が実際に通った道を、そのまま共有できないか。
そう考えたのが、この書籍の出発点です。
図解を交えながら、
「最低限ここまでやればいい」
というラインを示すこと。
それが、この書籍の役割です。
自分自身の検証というもう一つの目的
もう一つの動機は、自分自身の検証です。
構造化前と後で何が変わるのか
出版という権威性と組み合わせるとどうなるのか
私のサイトは、ドメインパワーが特別強いわけではありません。
ただ、書籍を3冊出しており、EEAT的には弱くない状態です。
そこで、
コンテンツの質 × 構造化 × 出版
この掛け算で、どこまで検索上位を狙えるのか。
それを自分自身で確かめたい、という意図もあります。
ストライクゾーンは狭いが、刺さる人には深い

この書籍はWordPress限定です。
すでに構造化が完璧な方には不要かもしれません。
ただし、
今まさに悩んでいる人
業者に頼めない人
自分で最低限整えたい人
そうした方にとっては、
かなり実務的で再現性のある内容になっています。
終わりに
この書籍は、中小企業のオーナーや担当者のためであり、
同時に、自分自身の検証のためでもあります。
構造化、EEAT、著者の権威性(Simple Author Boxなど)。
それらを机上論ではなく、実装ベースでまとめました。
もし同じ悩みを抱えている方がいらっしゃれば、
手に取っていただけると幸いです。

カッティングエッジ株式会社 代表取締役 竹田 四郎
WEBコンサルタント、SEOコンサルタント。WEBサイトの自然検索の最大化を得意とする。実績社数は2,500社を超える。
営業会社で苦労した経験より反響営業のモデルを得意とし、その理論を基に顧客を成功に導く。WEBサイトやキーワードの調査、分析、設計、ディレクションを得意とする。上級ウェブ解析士、提案型ウェブアナリスト、GAIQの資格を保有する。著書:Kindle・POD出版で高まるEEATとサイトSEO戦略 コンテンツマーケティングは設計が9割










