投稿日:2026年1月9日 | 最終更新日:2026年1月14日
はじめに、今回、私が構造化マークアップに関する書籍を書いた理由は、大きく分けて2つあります。
どちらも、流行や理論から生まれたものではなく、日々の現場と自分自身の検証から生まれた、かなり現実的な理由です。
構造化マークアップが「大事だ」と言われていることは理解されている。
それでも、なぜ現場では進まないのか。
その違和感と、自分自身の試行錯誤が重なった結果として、このテーマに向き合うことになりました。
構造化マークアップは重要だが、現場では実装されていなかった
GoogleのAIモードが話題になる以前から、構造化マークアップの重要性自体は繰り返し語られてきました。
しかし、私が日頃サポートしている中小企業・小規模法人・個人事業主の現場では、実装されていないケースがほとんどでした。
これは印象論ではなく、実務の中で明確に感じてきた事実です。
※構造化マークアップの説明は下記の記事で解説しています。
構造化データ・マークアップとは?基本と書き方をわかりやすく解説
なぜ中小企業では構造化が進まないのか

理由は単純です。
エンジニアやHTMLコーダーがいない
Web担当者が経験浅い
日常業務が忙しく、コードを学ぶ余裕がない
日頃コードに触れない人が、
「構造化マークアップとは何か」を理解し
「自社サイトに安全に実装する」
ここまで到達するのは、正直ほぼ不可能だと思います。
大企業と中小企業では前提条件が違う
大手企業や制作会社であれば、
専任の人員がいる
技術的な分業体制がある
こうした前提で変化に対応できます。
しかし、中小企業ではそうはいきません。
経営者としては、
それで売上はいくら上がるのか
工数に見合うのか
という短期視点で考えざるを得ないのが現実です。
コストと現実のジレンマ

実際に、こんな声も何度も聞いてきました。
構造化対応で60万円
CSS修正1回5万円
リニューアルで200万円
「高い……」
そう言って地団駄を踏む中小企業のオーナーを、何人も見てきました。
WordPress × プラグイン × AIという現実的な選択肢
そこで私が注目したのが、WordPress限定にはなりますが、
プラグインによる構造化マークアップの実装です。
さらに、近年のAIの進化も無視できません。
ChatGPT(特に5以降)
Gemini(2.5 Pro以降)
非エンジニアであっても、コードで詰まったときに「相談できる相棒」がいる環境が整ってきました。
「テーマを変えればいい」という話が現実的でない理由
よくある意見として、
構造化対応テーマを使えばいいのでは?
という話もあります。
SWELL、COCOON、SANGOなどは確かに優秀です。
ただし、実際の企業サイトはオリジナルテーマが多い。
デザイン
UI/UX
独自カスタム
これらに依存しているため、
「引っ越せばいい」が簡単にできないケースがほとんどです。
サイトが一時的に落ちるだけでも、中小企業にとっては死活問題になります。
私自身が構造化でつまずいた経験
私自身、TCDの「AGENDA」というテーマを使っています。
当時、テーマ側に構造化機能はなく、All in One SEOを導入していました。
しかし、
FAQの拡張ができない
無料版では理想のマークアップが組めない
という壁にぶつかりました。
SASWPにたどり着いた理由
そこで導入したのが、
Schema & Structured Data for WP & AMP(SASWP)です。
最初はプラグイン同士がバッティングし、試行錯誤もありましたが、
調べていくうちに、SASWPの汎用性の高さに気づきました。
結果として、
All in One SEOは停止・アンインストール
構造化はSASWPに完全一本化
という判断をしました。
英語UIはネックですが、私自身が英語を学んでいたこともあり、
設定自体は大きな障害にはなりませんでした。
※Schema & Structured Data for WP & AMP(SASWP)は下記の記事で解説しています。
Schema & Structured Data for WP & AMPとは?WordPressで構造化データを「管理」する
※Simple Author Boxは下記の記事で解説しています。
Simple Author Boxとは?構造化・E-E-A-T時代に著者情報を可視化するWordPressプラグイン
無料版でも、できることが多すぎる
正直、驚きました。
「構造化で60万円」と言われる理由が分かるほど、
無料版でもかなり高度なことができます。
なぜ「書籍」という形にしたのか
リニューアルする予算がない
業者に頼むと高い
でもAIOやLLMOは無視できない
こうした状況の中で、
私が実際に通った道を、そのまま共有できないか。
そう考えたのが、この書籍の出発点です。
図解を交えながら、
「最低限ここまでやればいい」
というラインを示すこと。
それが、この書籍の役割です。
自分自身の検証というもう一つの目的
もう一つの動機は、自分自身の検証です。
構造化前と後で何が変わるのか
出版という権威性と組み合わせるとどうなるのか
私のサイトは、ドメインパワーが特別強いわけではありません。
ただ、書籍を3冊出しており、EEAT的には弱くない状態です。
そこで、
コンテンツの質 × 構造化 × 出版
この掛け算で、どこまで検索上位を狙えるのか。
それを自分自身で確かめたい、という意図もあります。
ストライクゾーンは狭いが、刺さる人には深い

この書籍はWordPress限定です。
すでに構造化が完璧な方には不要かもしれません。
ただし、
今まさに悩んでいる人
業者に頼めない人
自分で最低限整えたい人
そうした方にとっては、
かなり実務的で再現性のある内容になっています。
終わりに
この書籍は、中小企業のオーナーや担当者のためであり、
同時に、自分自身の検証のためでもあります。
構造化、EEAT、著者の権威性(Simple Author Boxなど)。
それらを机上論ではなく、実装ベースでまとめました。
もし同じ悩みを抱えている方がいらっしゃれば、
手に取っていただけると幸いです。

カッティングエッジ株式会社 代表取締役 竹田 四郎
WEBコンサルタント、SEOコンサルタント。WEBサイトの自然検索の最大化を得意とする。実績社数は2,500社を超える。
営業会社で苦労した経験より反響営業のモデルを得意とし、その理論を基に顧客を成功に導く。WEBサイトやキーワードの調査、分析、設計、ディレクションを得意とする。上級ウェブ解析士、提案型ウェブアナリスト、GAIQの資格を保有する。著書:Kindle・POD出版で高まるEEATとサイトSEO戦略 コンテンツマーケティングは設計が9割











